11.2. configfs を使用した NVMe/RDMA コントローラーのセットアップ


configfs を使用して Non-volatile Memory Express™ (NVMe™) over RDMA (NVMe™/RDMA) コントローラーを設定するには、この手順を使用します。

前提条件

  • nvmet サブシステムに割り当てるブロックデバイスがあることを確認する。

手順

  1. nvmet-rdma サブシステムを作成します。

    # modprobe nvmet-rdma
    
    # mkdir /sys/kernel/config/nvmet/subsystems/testnqn
    
    # cd /sys/kernel/config/nvmet/subsystems/testnqn

    testnqn を、サブシステム名に置き換えます。

  2. すべてのホストがこのコントローラーに接続できるようにします。

    # echo 1 > attr_allow_any_host
  3. namespace を設定します。

    # mkdir namespaces/10
    
    # cd namespaces/10

    10 を、namespace の数値に置き換えます。

  4. NVMe デバイスへのパスを設定します。

    # echo -n /dev/nvme0n1 > device_path
  5. namespace を有効にします。

    # echo 1 > enable
  6. NVMe ポートでディレクトリーを作成します。

    # mkdir /sys/kernel/config/nvmet/ports/1
    
    # cd /sys/kernel/config/nvmet/ports/1
  7. mlx5_ib0 の IP アドレスを表示します。

    # ip addr show mlx5_ib0
    
    8: mlx5_ib0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 4092 qdisc mq state UP group default qlen 256
        link/infiniband 00:00:06:2f:fe:80:00:00:00:00:00:00:e4:1d:2d:03:00:e7:0f:f6 brd 00:ff:ff:ff:ff:12:40:1b:ff:ff:00:00:00:00:00:00:ff:ff:ff:ff
        inet 172.31.0.202/24 brd 172.31.0.255 scope global noprefixroute mlx5_ib0
           valid_lft forever preferred_lft forever
        inet6 fe80::e61d:2d03:e7:ff6/64 scope link noprefixroute
           valid_lft forever preferred_lft forever
  8. コントローラーのトランスポートアドレスを設定します。

    # echo -n 172.31.0.202 > addr_traddr
  9. RDMA をトランスポートタイプとして設定します。

    # echo rdma > addr_trtype
    
    # echo 4420 > addr_trsvcid
  10. ポートのアドレスファミリーを設定します。

    # echo ipv4 > addr_adrfam
  11. ソフトリンクを作成します。

    # ln -s /sys/kernel/config/nvmet/subsystems/testnqn   /sys/kernel/config/nvmet/ports/1/subsystems/testnqn

検証

  • NVMe コントローラーが指定されたポートでリッスンしていて、接続要求の準備ができていることを確認します。

    # dmesg | grep "enabling port"
    [ 1091.413648] nvmet_rdma: enabling port 1 (172.31.0.202:4420)

関連情報

  • システム上の nvme(1) man ページ
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