11.5. Satellite または Capsule のベースオペレーティングシステムでのパッケージの管理
Satellite または Capsule のベースオペレーティングシステムでパッケージをインストールして更新するには、satellite-maintain packages
コマンドを入力する必要があります。
Satellite では、yum
を使用したパッケージのインストールと更新はできません。理由は、yum
が Satellite または Capsule 関連のパッケージも更新し、その結果システムの不整合が発生する可能性があるためです。
パッケージのインストール後に satellite-installer
コマンドが実行されるため、satellite-maintain packages
コマンドは、このコマンドを実行するオペレーティングシステムのサービスの一部を再起動します。
手順
Satellite または Capsule でパッケージをインストールするには、以下のコマンドを入力します。
# satellite-maintain packages install package_1 package_2
Satellite または Capsule で特定のパッケージを更新するには、以下のコマンドを入力します。
# satellite-maintain packages update package_1 package_2
Satellite または Capsule ですべてのパッケージを更新するには、以下のコマンドを入力します。
# satellite-maintain packages update
yum を使用したパッケージ更新の確認
yum
を使用して更新を確認する場合は、コマンドを入力して手動でパッケージをインストールおよび更新してから、yum
を使用して更新を確認できます。
# satellite-maintain packages unlock # yum check update # satellite-maintain packages lock
パッケージを個別に更新すると、Satellite または Capsule でパッケージの不整合が発生する可能性があります。Satellite でのパッケージの更新の詳細については、Satellite Server の更新 を参照してください。
Satellite または Capsule のパッケージ管理での yum の有効化
yum
を使用して直接システムにパッケージをインストールして更新し、システムの安定性をご自身で管理する場合は、以下のコマンドを入力します。
# satellite-maintain packages unlock
パッケージ管理のデフォルト設定への復元
デフォルト設定を復元して Satellite または Capsule を有効にし、ユーザーが yum
を使用してパッケージをインストールおよび更新できないようにし、システムの安定性を確保する必要がある場合は、以下のコマンドを入力します。
# satellite-maintain packages lock