7.2. SCAP コンテンツの設定
7.2.1. OpenSCAP Puppet モジュールのインポート
ホストで OpenSCAP 監査を設定するために Puppet を使用しない場合は、この手順をスキップできます。
OpenSCAP でホストを監査するには、先に Puppet 環境をインポートする必要があります。Puppet 環境には、OpenSCAP 設定をデプロイするために各ホストに割り当てる必要のある Puppe クラスが含まれます。
Satellite Web UI で、Puppet 環境と、監査する各ホストを関連付ける必要があります。
手順
- Satellite Web UI で、Configure > Environments に移動します。
- satellite.example.com からの環境のインポート をクリックします。
監査するホストに関連付けられた Puppet 環境のチェックボックスを選択します。
Puppet 環境が存在しない場合には、実稼働 環境のチェックボックスを選択します。OpenSCAP に必要な Puppet クラスは、デフォルトで 実稼働 環境に含まれます。
- 更新 をクリックします。
7.2.2. デフォルト OpenSCAP コンテンツのロード
CLI で、デフォルトの OpenSCAP コンテンツをロードします。
手順
以下のように
foreman-rake
コマンドを使用します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow foreman-rake foreman_openscap:bulk_upload:default
# foreman-rake foreman_openscap:bulk_upload:default
7.2.3. 追加の SCAP コンテンツ
追加の SCAP コンテンツは、各自で作成したものか他から取得したものかを問わず、Satellite Server にアップロードできます。SCAP コンテンツは、ポリシーに適用される前に Satellite Server にインポートされる必要があります。たとえば、Red Hat Enterprise Linux 7.2 リポジトリーで利用可能な scap-security-guide
RPM パッケージには、Payment Card Industry Data Security Standard (PCI-DSS) バージョン 3 向けのプロファイルが含まれます。このコンテンツは、オペレーティングシステムのバージョン固有ではないため、Red Hat Enterprise Linux 7.2 を実行していない場合でも Satellite Server にアップロードできます。
7.2.3.1. 追加の SCAP コンテンツのアップロード
Satellite Web UI で追加の SCAP コンテンツをアップロードします。
手順
- ホスト > SCAP コンテンツ に移動して、新規 SCAP コンテンツ をクリックします。
タイトル テキストボックスにタイトルを入力します。
例:
RHEL 7.2 SCAP Content
- ファイルの選択 をクリックしてから、SCAP コンテンツファイルが含まれるロケーションに移動し、開く を選択します。
- Submit をクリックします。
SCAP コンテンツファイルが正常にロードされると、Successfully created RHEL 7.2 SCAP Content
(RHEL 7.2 SCAP コンテンツが正常に作成されました) といったメッセージが表示され、SCAP コンテンツ のリストに新規のタイトルが含まれます。