10.10. エラータのホストへの適用


以下の手順を使用して、エラータをレビューし、ホストに適用します。

前提条件

  • Red Hat から利用可能な最新のエラータと、Red Hat Satellite リポジトリーを同期している。詳細は、「リポジトリーの同期」 を参照してください。
  • Satellite Server の環境およびコンテンツビューにホストを登録している。詳細は、ホストの管理ホストの登録 を参照してください。
  • リモート実行用にホストを設定します。リモート実行ジョブの詳細は、ホストの管理リモートジョブの設定およびセットアップ を参照してください。

ホストにエラータを適用する手順は、そのオペレーティングシステムによって異なります。

10.10.1. Red Hat Enterprise Linux 9 を実行しているホストへのエラータの適用

以下の手順を使用して、Red Hat Enterprise Linux 9 を実行しているホストに対するエラータを確認して適用します。

Satellite Web UI の代わりに CLI を使用する場合は、CLI 手順 を参照してください。

手順

  1. Satellite Web UI で、Hosts > Content Hosts に移動し、エラータを適用するホストを選択します。
  2. エラータ タブに移動してエラータのリストを表示します。
  3. 適用するエラータを選択し、Apply Selected (選択した項目を適用) をクリックします。確認画面で、適用 をクリックします。
  4. 選択したエラータに関連付けられた全パッケージを更新するタスクが完了したら、詳細 タブをクリックして更新済みのパッケージを表示します。

CLI 手順

  1. ホストのすべてのエラータをリスト表示します。

    # hammer host errata list \
    --host client.example.com
  2. エラータが含まれるモジュールのストリームを検索します。

    # hammer erratum info --id ERRATUM_ID
  3. ホストで、モジュールストリームを更新します。

    # dnf upgrade Module_Stream_Name

10.10.2. Red Hat Enterprise Linux 8 を実行しているホストへのエラータの適用

以下の手順を使用して、Red Hat Enterprise Linux 8 を実行しているホストに対するエラータを確認して適用します。

Satellite Web UI の代わりに CLI を使用する場合は、CLI 手順 を参照してください。

手順

  1. Satellite Web UI で、Hosts > Content Hosts に移動し、エラータを適用するホストを選択します。
  2. エラータ タブに移動してエラータのリストを表示します。
  3. 適用するエラータを選択し、Apply Selected (選択した項目を適用) をクリックします。確認画面で、適用 をクリックします。
  4. 選択したエラータに関連付けられた全パッケージを更新するタスクが完了したら、詳細 タブをクリックして更新済みのパッケージを表示します。

CLI 手順

  1. ホストのすべてのエラータをリスト表示します。

    # hammer host errata list \
    --host client.example.com
  2. エラータが含まれるモジュールのストリームを検索します。

    # hammer erratum info --id ERRATUM_ID
  3. ホストで、モジュールストリームを更新します。

    # dnf upgrade Module_Stream_Name

10.10.3. Red Hat Enterprise Linux 7 を実行しているホストへのエラータの適用

以下の手順を使用して、Red Hat Enterprise Linux 7 を実行しているホストに対するエラータを確認して適用します。

Satellite Web UI の代わりに CLI を使用する場合は、CLI 手順 を参照してください。

手順

  1. Satellite Web UI で、Hosts > Content Hosts に移動し、エラータを適用するホストを選択します。
  2. エラータ タブに移動してエラータのリストを表示します。
  3. 適用するエラータを選択し、Apply Selected (選択した項目を適用) をクリックします。確認画面で、適用 をクリックします。
  4. 選択したエラータに関連付けられた全パッケージを更新するタスクが完了したら、詳細 タブをクリックして更新済みのパッケージを表示します。

CLI 手順

  1. ホストのすべてのエラータをリスト表示します。

    # hammer host errata list \
    --host client.example.com
  2. ホストに最新のエラータを適用します。エラータ ID を使用して適用するエラータを特定します。

    Remote Execution の使用

    # hammer job-invocation create \
    --feature katello_errata_install \
    --inputs errata=ERRATUM_ID1,ERRATUM_ID2 \
    --search-query "name = client.example.com"
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