11.2. コンテナー名のパターンの管理
Satellite を使用してコンテナーの作成や管理を行う場合には、コンテナーはコンテンツビューのバージョン間や異なるステージの Satellite ライフサイクル環境間を移動するので、コンテナー名はステージごとに変更されます。たとえば、アップストリームのリポジトリーから、ssh
名を使用してコンテナーイメージを同期する場合には、そのイメージを Satellite 製品と組織に追加してコンテンツビューの一部として公開する時に、コンテナーイメージは my_organization_production-custom_spin-my_product-custom_ssh
という名前になる可能性があります。これが原因で、コンテナーイメージをプルする時に問題が発生する可能性があります。理由は、コンテナーレジストリーに、コンテナー名のインスタンスが 1 つしか含まれていない可能性があるためです。Satellite の命名規則の問題を回避するには、デフォルト名を上書きするようにレジストリー名のパターンを設定して、コンテナー名が後で使用するときに明確になるようにします。
制限事項
レジストリー名のパターンを使用してコンテナーの命名規則を管理する場合には、レジストリーの命名パターンが理由でグローバル一意名を生成する必要があるので、命名時に競合の問題が発生する可能性があります。以下に例を示します。
-
repository.docker_upstream_name
のレジストリー名パターンを設定した場合に、Production
ライフサイクルと同じリポジトリー名のコンテナーコンテンツが含まれるコンテンツビューを公開またはプロモートできません。 -
lifecycle_environment.name
のレジストリー名パターンを設定した場合には、同じ名前を指定して 2 つ目のコンテナーリポジトリーを作成することができません。
コンテナーに対してレジストリーの命名パターンを定義する場合には、注意を払って進めて行く必要があります。
手順
レジストリー名パターンで、コンテナーの命名を管理するには、以下の手順を実行します。
- Satellite Web UI で、Content > Lifecycle > Lifecycle Environments に移動します。
- ライフサイクル環境を作成するか、既存のライフサイクル環境を選択して編集します。
- コンテナーイメージのレジストリー エリアで、レジストリー名のパターン の右側にある編集アイコンをクリックします。
- 変数リストと例を使用して、必要とされるレジストリー名のパターンを判断します。
レジストリー名のパターン フィールドに、使用するレジストリー名のパターンを入力します。たとえば、
repository.docker_upstream_name
を使用するには、以下を入力します。<%= repository.docker_upstream_name %>
- Save をクリックします。