7.4. Discovery テンプレートとスニペットの設定


Discovery サービスを使用するには、プロビジョニングオプションを指定して、デフォルトサービスとして Discovery を設定し、使用するテンプレートを設定する必要があります。

Discovery サービスのデフォルト設定

BIOS、UEFI いずれの場合も、現在の Satellite インベントリーに存在しないホスト用に起動するデフォルトのサービスとして Discovery サービスを設定するには、以下の手順を実行します。

  1. Satellite Web UI で、管理 > 設定 に移動して、プロビジョニング タブをクリックします。
  2. デフォルトの PXE グローバルテンプレートエントリー の場合は、 のコラムに discovery と入力します。

テンプレートを使用するには、Satellite Web UI で、管理 > 設定 に移動して、プロビジョニング タブをクリックし、使用するテンプレートを設定します。

テンプレートとスニペットのカスタマイズ

テンプレートとスニペットは変更されないようにロックされています。テンプレートまたはスニペットを編集するには、クローンを作成して、一意の名前で保存してから、作成したクローンを編集してください。

テンプレートまたはテンプレートに含まれるスニペットを変更した場合には、Satellite Server のデフォルトの PXE テンプレートにその変更内容を伝搬する必要があります。

Satellite Web UI で、ホスト > プロビジョニングテンプレート に移動し、PXE のデフォルトのビルド をクリックします。

これで、Satellite Server 上にあるデフォルトの PXE テンプレートが更新されます。

追加の設定

proxy.url の引数
Satellite のインストールプロセス中に、デフォルトオプション --enable-foreman-plugin-discovery を使用する場合には、テンプレートの proxy.url 引数を編集して Discovery サービスを提供する Capsule Server の URL を設定できます。proxy.url の引数を、使用する別のプロビジョニング Capsule の IP アドレスまたは FQDN に変更できますが、9090 などポート番号を追加してください。Satellite のインストール時に --foreman-proxy-ssl-portオプションで別のポート番号を使用した場合には、このポート番号を追加する必要があります。Satellite IP アドレスまたは FQDN を使用するように、proxy.url 引数を編集して、検出されたホストを直接 Satellite Server と通信させることも可能です。
proxy.type の引数

proxy.url の引数に Capsule Server の FQDN を使用する場合は、proxy.type 引数を proxy に設定することを確認します。Satellite の FQDN を使用する場合は、proxy.type の引数を foreman に更新してください。

proxy.url=https://capsule.example.com:9090 proxy.type=proxy

Capsule のホスト名のレンダリング

Satellite 6 は、全 TFTP Capsules に同じテンプレートをデプロイし、Capsule のホスト名をレンダリングする変数やマクロがありません。ハードコードされた proxy.url は、複数の TFTP Capsule を連携できません。回避策として、PXE デフォルトの構築 をクリックするたびに、SSH を使用して TFTP ディレクトリーの設定ファイルを編集するか、適切なサブネットの共通 DNS エイリアスを使用してください。

タグ付けされた VLAN プロビジョニング

タグ付けされた VLAN プロビジョニングを使用して、Discovery サービスにより検出要求が送信されるようにする場合には、以下の情報を、Discovery テンプレートの KERNEL オプションに追加します。

fdi.vlan.primary=example_VLAN_ID
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