7.11. Discovery のトラブルシューティング


マシンが、Satellite Web UI の ホスト > 検出されたホスト に表示されない場合は、以下の設定領域を調べてエラーを切り分けます。

  • ホスト > プロビジョニングテンプレート に移動し、PXE デフォルトのビルド ボタンを使用してデフォルトの PXELinux テンプレートを再デプロイします。
  • TFTP Capsule Server で pxelinux.cfg/default 設定ファイルを確認します。
  • ホスト、Capsule Server、および Satellite Server 間で適切なネットワーク接続があることを確認します。
  • 使用している PXELinux テンプレートに含まれている PXE 検出スニペットを確認します。スニペットの名前は pxelinux_discoverypxegrub_discovery、または pxegrub2_discovery です。PXE 検出スニペットの proxy.url オプションと proxy.type オプションを検証してください。
  • 検出されたノードで DNS が適切に機能していることを確認するか、使用している PXE Linux テンプレートにある PXE 検出スニペットの proxy.url オプションにある IP アドレスを使用します。
  • DHCP サーバーが IP アドレスを起動したイメージに適切に送信していることを確認します。
  • 検出されたホスト (または仮想マシン) に 1200 MB 以上のメモリーがあることを確認します。メモリーが 1200 MB より少なくなると、イメージがインメモリーで抽出されるので、各種のカーネルパニックエラーがランダムに発生する可能性があります。

重要なシステムファクトを収集するには、discovery-debug コマンドを使用します。これにより、システムログ、ネットワーク設定、ファクトの一覧などの情報が 標準出力に出力されます。通常のユースケースでは、追加の調査のために、scp コマンドでこの出力をリダイレクトしてコピーします。

検出されたホストの最初の仮想コンソールは systemd ログのために予約されます。特に役立つシステムログには、以下のようにタグが付けられます。

  • discover-host: 最初のファクトのアップロード
  • foreman-discovery: ファクトの更新、リモート再起動のコマンド
  • nm-prepare: NetworkManager を事前に定義する起動スクリプト
  • NetworkManager: ネットワークの情報

TTY2 以上を使用して、検出されたホストにログインします。root アカウントおよび SSH アクセスはデフォルトで無効にされますが、以下のカーネルコマンドラインのオプションを使って、デフォルト PXELinux テンプレートの APPEND 行で、SSH の有効化および root パスワードの設定ができます。

fdi.ssh=1 fdi.rootpw=My_Password
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