第2章 4.1 リリースノート
2.1. 新機能
ここでは、Red Hat Update Infrastructure 4.1 に追加された新機能および主要な機能拡張を説明します。
- バージョン 3.17.3 にアップグレードされた Pulp パッケージ
- Pulp パッケージはアップストリームバージョン 3.17.3 にアップグレードされました。このアップグレードでは、多数のバグ修正と機能拡張が実施されるほか、RHUI が完全に FIPS に準拠するようになります。
- RHUI が CephFS をサポート
- Ceph ファイルシステムを使用してリモート共有を保存できるようになりました。CephFS を使用した RHUI のインストールについては、Installing Red Hat Update Infrastructure を参照してください。
- リポジトリーのエクスポートを自動化
- この更新により、リポジトリーが自動的にエクスポートされるようになりました。その結果、コンテンツが初めて要求される前でも、パッケージおよびリポジトリーメタデータファイルからバイナリーブロブへのシンボリックリンクが作成されます。したがって、CDS ノードは、RHUA ノードにアクセスできない場合でもコンテンツを提供できます。
- プロキシーサーバーをサポート
- この更新により、プロキシーサーバーを使用して Red Hat CDN からパッケージを同期できるようになりました。この機能を使用するには、プロキシーサーバーの設定に対応する引数を指定して RHUI インストーラーを実行する必要があります。詳細な手順については、Installing Red Hat Update Infrastructure を参照してください。
- レガシー CA 証明書をサポート
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この更新により、古い RHUI インストールからの CA 証明書を CDS ノードに保存できるようになりました。証明書は
/etc/pki/rhui/legacy
ディレクトリーに保存されます。その結果、レガシー認証局によって署名された証明書を持つクライアントが RHUI を使用できるようになりました。