1.2. 新機能


ここでは、Red Hat Update Infrastructure 4 に追加された新機能および主要な機能拡張を説明します。

Red Hat Update Infrastructure が RHEL 8 で動作する
今回のリリースで、RHUI ソースコードが Python 3 に移植されました。これにより、RHUI を RHEL 8 システムで実行できます。
Red Hat Update Infrastructure で Ansible がサポート対象になる
今回のリリースで、Ansible のサポートが RHUI に追加されました。これにより、RHUI のインストールプロセスが容易になります。また、インストールプロセスのデバッグおよび保守がより使いやすくなりました。
Pulp をバージョン 3 にリベース
今回のリリースで、Pulp リポジトリー管理プラットフォームがバージョン 3 にリベースされました。このバージョンでは、以前のバージョンに対するバグ修正および機能拡張が数多く追加されました。特に、MongoDB の代わりに PostgreSQL を使用してデータを管理します。
Red Hat Update Infrastructure でリポジトリーの同期時間を短縮
今回のリリースにより、リポジトリー内のデータはローカルで生成されるのではなく、ソースからミラーリングされるようになりました。これにより、RHUI のリポジトリー同期速度が大幅に向上しました。
保存されたリポジトリーバージョンの数を設定する機能
今回のリリースにより、Pulp を使用して保持するパッケージバージョンの数を制限できるようになりました。これにより、Pulp に保存されているリポジトリーバージョンの数を設定し、リポジトリーおよびメタデータのサイズを減らすことができます。
RHUI 3 から RHUI 4 へのリポジトリー移行
今回のリリースでは、rhui-manager migrate コマンドを使用して、RHUI 3 環境から新しい RHUI 4 環境にリポジトリーを移行できます。詳細は、Migrating Red Hat Update Infrastructure を参照してください。
非対話モードでの rhui-manager の実行に失敗しなくなる
以前は、--noninteractive オプションを指定して rhui-manager コマンドを実行すると、保存された cookie を使用して Pulp API で認証されました。しかし、これらのクッキーの期限が切れると、rhui-manager は実行できませんでした。その結果、RHUA ノードのリポジトリーの自動同期に失敗していました。今回の更新により、rhui-manager は非対話モードで実行する際に保存された認証情報を読み取るようになり、リポジトリーの同期に失敗しなくなりました。
rhui-manager repo add_by_repo コマンドが想定どおりに機能する
以前は、コマンド内に存在しないリポジトリー ID が指定されている場合、rhui-manager repo add_by_repo コマンドは失敗していました。その結果、rhui-manager はステータスとして 1 を示して終了し、このコマンドで指定されている可能性のある他の有効なリポジトリーを追加できませんでした。今回の更新により、rhui-manager が存在しないリポジトリー ID で実行されると、コマンドで指定された他の有効なリポジトリーが追加され、ステータスとして 0 が示されるようになりました。それ以外の場合、指定されたリポジトリーのいずれも追加できなければ、ステータスとして 1 が示されます。
CDS authorizer-cert プラグインが誤った証明書パスを読み込まない
以前は、CDS の authorizer-cert プラグインは、rhui-tools.conf ファイルの RHUA セクションから SSL 証明書パスを読み込んでいました。そのため、プラグインは想定通りに機能しませんでした。今回の更新でこの問題は修正され、プラグインはセキュリティーセクションから SSL 証明書パスを読み込むようになりました。
rhui-subscription-sync が既存リポジトリーの更新に失敗しなくなる
以前のバージョンでは、エンタイトルメント証明書が更新されると、rhui-subscription-sync スクリプトは、リポジトリーを新しい証明書で更新できませんでした。そのため、リポジトリーは同期できませんでした。今回の更新では、スクリプトにより、既存のリポジトリーが新しい CA およびエンタイトルメント証明書で適切に更新されるようになりました。その結果、リポジトリーは同期に失敗しなくなりました。
rhui-manager で FIPS モードがサポート対象になる
今回の更新では、rhui-manager で Federal Information Processing Standards (FIPS) モードがサポートされるようになりました。これにより、暗号化モジュールの品質を検証できるようになりました。
注記

RHUI の Pulp が FIPS に準拠するバージョンにリベースされるまで、RHUI は完全に FIPS に準拠しません。

Ansible Playbook ログが利用可能になる
今回の更新により、rhui-installer ログおよび rhui-manager ログの両方が Ansible Playbook の実行時に利用できるようになりました。これらのログは、/var/log/rhui/ ディレクトリーにあります。
新しいコマンド: rhui-manager repo export
今回の更新で、rhui-manager repo export コマンドが導入されました。このコマンドを使用して、コマンドラインからファイルシステムにリポジトリーをエクスポートできます。テキストベースの RHUI ユーザーインターフェイスにはこの機能がすでに含まれていることに注意してください。
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