第7章 4.4 リリースノート
7.1. 新機能
以下の主要な機能拡張は、Red Hat Update Infrastructure 4.4 で導入されました。
- 新しい
rhui-installer
引数:--pulp-workers COUNT
-
rhui-installer
コマンドは、--pulp-workers COUNT
引数をサポートするようになりました。RHUI 管理者は、この引数を指定してrhui-installer
コマンドを再実行することで、この引数を使用して任意の数の Pulp ワーカーをセットアップできます。 - CDS ノードは、エクスポートされていないコンテンツを取得しないように設定できるようになりました
この更新により、コンテンツ配信サーバー (CDS) ノードは、RHUA ノードからエクスポートされていないコンテンツを取得しないように設定できるようになりました。この機能を使用するには、
--fetch-missing-symlinks False
引数を指定してrhui-installer
コマンドを再実行し、rhui-manager cds reinstall --all
コマンドを実行して設定をすべての CDS ノードに再適用します。CDS ノードをこのように設定する場合は、RHUI クライアントがコンテンツの使用を開始する前に、必ずコンテンツをエクスポートしてください。デフォルトでは、RHUA ノードで定期的に実行される cron ジョブは、コンテンツを自動的にエクスポートします。ただし、
rhui-manager repo export --repo_id REPOSITORY_ID
コマンドを実行すると、コンテンツを手動でエクスポートできます。- コンテナーのサポートがデフォルトで無効になりました
-
この更新により、RHUI のコンテナーのサポートがデフォルトで無効になりました。コンテナーを使用する場合は、
--container-support-enabled True
引数を指定してrhui-installer
コマンドを再実行し、rhui-manager cds reinstall --all
コマンドを実行して設定をすべての CDS ノードに再適用することで、コンテナーのサポートを手動で有効にする必要があります。 - TLS 1.3 と HSTS が RHUI で利用可能になりました
-
この更新により、Transport Layer Security (TLS) 1.3 と HTTP Strict Transport Security (HSTS) が RHUI で有効になりました。この更新により、RHUI 全体のセキュリティーが向上し、コンテンツ配信サーバー (CDS) ノード上の
nginx
設定から安全でない暗号も削除されます。 - カスタムリポジトリーからパッケージを削除できるようになりました
- この更新により、テキストユーザーインターフェイス (TUI) とコマンドラインを使用して、カスタムリポジトリーからパッケージを削除できるようになりました。
- ACS 設定が利用可能になりました
- この更新により、RHUI で代替コンテンツソース (ACS) 設定をセットアップできるようになりました。この設定を使用すると、リモートコンテンツをローカルまたは地理的に RHUI のインスタンスに近い場所で利用可能な一致するコンテンツに置き換えることで、新しいリポジトリーとコンテンツを迅速に同期できます。詳細は、RHUI クライアントの CLI オプション を参照してください。
- カスタムリポジトリー接頭辞が利用可能になりました
-
この更新により、RHUI リポジトリーに名前を付けるときに、カスタム接頭辞を使用することも、接頭辞をまったく使用しないこともできます。
--client-repo-prefix PREFIX
引数を指定してrhui-installer
コマンドを再実行することで、接頭辞を変更できます。接頭辞を完全に削除するには、--client-repo-prefix ""
のように 2 つの引用符を使用します。