第13章 4.10 リリースノート
13.1. 新機能
以下の主要な機能拡張が、Red Hat Update Infrastructure 4.10 で導入されました。
- コンテンツのオンデマンド同期ポリシーのサポート
RPM、ソース、デバッグリポジトリーの同期を 'immediate' または 'on-demand' として個別に設定できるようになりました。
'on-demand' を選択すると、エンドクライアントからの要求があった場合にのみコンテンツがダウンロードされます。このオプションは、通常はソースコンテンツやデバッグコンテンツに役立ちます。これらのコンテンツはあまり使用されないためです。結果として、RHUI によって保存されるコンテンツの量が大幅に減少する可能性があります。
これは
/etc/rhui/rhui-tools.conf
で設定できます。必須オプションのdefault_sync_policy
は、'immediate' または 'on-demand' に設定します。この設定は、必要に応じて、rpm_sync_policy
、source_sync_policy
、debug_sync_policy
を指定してオーバーライドできます。
RHUI は不足しているコンテンツを即座にダウンロードする必要があります。そのため、スムーズなクライアントエクスペリエンスを実現するために、Red Hat CDN への適切な接続を確立することを推奨します。
- コンテナー内の CDS のサポートをテクニカルプレビューとして追加
-
コンテナー内で実行される CDS ノードを追加できるようになりました。詳細は、
rhui-manager cds add_container --help
を使用してください。詳細は、「管理ガイド」に記載する予定です。 - nginx SSL 証明書の命名の変更
- 以前は、CDS nginx SSL 証明書名に CDS DNS ホスト名が含まれていたため、証明書名が各 CDS ノードに固有のものとなっていました。変更により、すべての CDS ノードが同じ名前の共通の SSL 証明書を共有するようになりました。