第5章 4.2 リリースノート
5.1. 新機能
以下の主要な機能拡張は、Red Hat Update Infrastructure 4.2 で導入されました。
- パッケージグループメタデータのカスタムリポジトリーへのインポートがサポートされるように
-
今回の更新により、
comps
ファイルからのデータをインポートして、カスタムリポジトリーのメタデータに追加できるようになりました。詳細は、パッケージグループ飲めたーデータのカスタムリポジトリーへのインポート を参照してください。 - パッケージのアップロード時間の短縮
-
以前は、
rhui-manager
は一度に 1 つのパッケージをアップロードし、アップロードするたびにカスタムリポジトリーを再公開していました。今回の更新で、rhui-manager
が代わりに、アップロードする必要のあるすべてのパッケージを含む一時リポジトリーを作成するようになりました。また、rhui-manager
は、この一時リポジトリーの repodata も作成します。カスタムリポジトリーにパッケージをアップロードするには、rhui-manager
はカスタムリポジトリーを一時的なリポジトリーと同期します。その結果、パッケージのアップロードが大幅に速くなりました。 - ユーザー提供の HAProxy 設定ファイルがサポートされるように
-
今回の更新により、HAProxy ロードバランサーを RHUI インスタンスに追加するときに、HAProxy 設定のカスタムテンプレートを指定できるようになりました。カスタムのファイルを指定しない場合は、デフォルトのテンプレートが使用されます。デフォルトのテンプレートは
/usr/share/rhui-tools/templates/haproxy.cfg
ファイルに保存されます。 - 新しい
rhui-manager
エイリアスの追加 -
今回の更新により、
rhui-manager
コマンドの--username
オプションおよび--password
オプションのエイリアスが、コマンドラインインターフェイスでサポートされるようになりました。短縮形式の-u
および-p
をそれぞれ使用できるようになりました。 Gunicorn
サービスが自動的に再起動するように-
今回の更新で、
gunicorn
サービスが予期せず終了すると、自動的に再起動するようになりました。その結果、CDS ノードは、システムのメモリー不足など、このサービスが予期せず停止する状況から回復できるようになりました。 rhui-manager
ユーティリティーのアップグレード今回の更新で、
rhui-manager
で以下の新しいオプションおよびフラグが利用できるようになりました。-
YAML 入力ファイルを使用してリポジトリーを追加するための
repo add_by_file
オプション。詳細は、入力ファイルを使用した新しい Red Hat コンテンツリポジトリーの追加 を参照してください。 -
--sync_now
フラグを指定して、追加したリポジトリーを同期します。このフラグは、rhui-manager repo add_by_repo
コマンドおよびrhui-manager repo add_by_file
コマンドで利用できるようになりました。
-
YAML 入力ファイルを使用してリポジトリーを追加するための