11.2. デバイスの名前変更ステップについて


デバイス命名の詳細なステップは以下のとおりです。
  1. /usr/lib/udev/rules.d/60-net.rules 内のルールは、udev ヘルパーユーティリティー /lib/udev/rename_device に、すべての / etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-接尾辞 ファイルを検索するように指示します。インターフェイスの MAC アドレスに一致する HWADDR エントリーを持つ ifcfg ファイルが見つかると、インターフェイスの名前を DEVICE ディレクティブにより ifcfg ファイルで指定した名前に変更します。
  2. /usr/lib/udev/rules.d/71-biosdevname.rules 内のルールが biosdevname に対して、前の手順で名前が変更されておらず、biosdevname がインストールされていて、biosdevname = 0 が起動コマンドラインでカーネルコマンドラインでカーネルコマンドラインでカーネルコマンドとして指定されていない場合に、命名ポリシーに従ってインターフェイスの名前を変更するように指示します。
  3. /lib/udev/rules.d/75-net-description.rules 内のルールが udev に対して、ネットワークインターフェイスデバイスを調べて内部 udev デバイスプロパティー値 ID_NET_NAME_ONBOARD、ID_NET_NAME_SLOT、ID_NET_NAME_PATH、ID_NET_NAME_MAC を入力するように指示します。一部のデバイスプロパティーは未定義である可能性があることに注意してください。
  4. /usr/lib/udev/rules.d/80-net-name-slot.rules 内のルールは、手順 1 または 2 で名前が変更されておらず、カーネルパラメーター net.ifnames=0 が与えられなかった場合に、udev にインターフェイスの名前を変更するように指示します(ID_NET_NAME_ONBOARD、ID_NET_NAME_SLOT、ID_NET_NAME_PATH)。ひとつ目が設定されていない場合、リストの次にあるものが適用されます。いずれのものも設定されていない場合は、インターフェイスの名前は変更されません。
ステップ 3 と 4 は、「命名スキームの序列」にある命名スキーム 1、2、3 とオプションでスキーム 4 を実行しています。ステップ 2 については、「biosdevname を使用した一貫性のあるネットワークデバイスの命名」でより詳細に説明しています。
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