1.3. Container-native Virtualization のインストール
Container-native Virtualization をインストールし、仮想化機能を OpenShift Container Platform クラスターに追加します。
Container-native Virtualization をデプロイする前に、カスタムリソース定義 (CRD) オブジェクトを作成する必要があります。
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kind: OperatorGroup
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kind: CatalogSource
1 つのコマンドを実行して両方のオブジェクトを作成できます。
Container-native Virtualization のインストールを終了するには、OpenShift Container Platform 4.1 Web コンソールを使用して、Container-native Virtualization Operator にサブスクライブし、これをデプロイすることができます。
Container-native Virtualization はテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていないため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲についての詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview/ を参照してください。
1.3.1. Container-native Virtualization のインストールの準備
Container-native Virtualization をデプロイする前に、以下を実行します。
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kubevirt-hyperconverged
という名前の namespace を作成します。 -
OperatorGroup
およびCatalogSource
カスタムリソース定義オブジェクト (CRD) をkubevirt-hyperconverged
namespace に作成します。
前提条件
- OpenShift Container Platform 4.1
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cluster-admin
権限を持つユーザー -
oc
として知られる OpenShift Container Platform コマンドラインインターフェース (CLI)
手順
以下のコマンドを実行して
kubevirt-hyperconverged
namespace を作成します。$ oc new-project kubevirt-hyperconverged
以下のコマンドを実行して
kubevirt-hyperconverged
namespace にOperatorGroup
およびCatalogSource
を作成します。cat <<EOF | oc apply -f - apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha2 kind: OperatorGroup metadata: name: hco-operatorgroup namespace: kubevirt-hyperconverged --- apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha1 kind: CatalogSource metadata: name: hco-catalogsource namespace: openshift-operator-lifecycle-manager imagePullPolicy: Always spec: sourceType: grpc image: registry.redhat.io/container-native-virtualization/hco-bundle-registry:v2.0.0 displayName: KubeVirt HyperConverged publisher: Red Hat EOF
1.3.2. KubeVirt HyperConverged Cluster Operator カタログへのサブスクライブ
Container-native Virtualization をインストールする前に、OpenShift Container Platform Web コンソールから KubeVirt HyperConverged Cluster Operator カタログにサブスクライブします。サブスクライブにより、kubevirt-hyperconverged
namespace に Container-native Virtualization Operator へのアクセスが付与されます。
前提条件
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OperatorGroup
およびCatalogSource
カスタムリソース定義オブジェクト (CRD) の両方がkubevirt-hyperconverged
namespace に作成されている。
手順
- ブラウザーウィンドウを開き、OpenShift Container Platform Web コンソールに移動します。
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kubevirt-hyperconverged
プロジェクトを Projects 一覧から選択します。 -
Catalog
Operator Management ページに移動します。 - Operator Catalogs タブで、KubeVirt HyperConverged Cluster Operator を見つけ、Create Subscription をクリックします。
- Create をクリックして Container-native Virtualization Operator を起動します。
1.3.3. Container-native Virtualization のデプロイ
KubeVirt HyperConverged Cluster Operator カタログにサブスクライブした後に、KubeVirt HyperConverged Cluster Operator Deployment カスタムリソースを作成し、Container-native Virtualization をデプロイします。
前提条件
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kubevirt-hyperconverged
namespace での KubeVirt HyperConverged Cluster Operator カタログへのアクティブなサブスクリプション
手順
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Catalog
Installed Operators ページに移動します。 - KubeVirt HyperConverged Cluster Operator をクリックします。
- KubeVirt HyperConverged Cluster Operator Deployment タブをクリックし、Create HyperConverged をクリックします。
- Create をクリックして Container-native Virtualization を起動します。
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Workloads
Pods ページに移動して、Container-native Virtualization Pod がすべて Running 状態になるまでこれらの Pod をモニターします。すべての Pod で Running 状態が表示された後に、Container-native Virtualization にアクセスできます。
kubevirt-web-ui.your.app.subdomain.host.com
にある Web コンソールに移動してインストールを確認できます。OpenShift Container Platform の認証情報を使用してログインします。