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2.38. OpenShift Container Platform クラスターモニタリング、ロギング、および Telemetry

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OpenShift Container Platform は、クラスターレベルでモニターするための各種のリソースを提供します。

2.38.1. OpenShift Container Platform クラスターモニタリングについて

OpenShift Container Platform には、Prometheus オープンソースプロジェクトおよびその幅広いエコシステムをベースとする事前に設定され、事前にインストールされた自己更新型のモニタリングスタックが同梱されます。これはクラスターのモニタリング機能を提供し、クラスター管理者に問題の発生を即時に通知するアラートのセットと Grafana ダッシュボードのセットを提供します。クラスターモニタリングスタックは、OpenShift Container Platform クラスターのモニタリング用のみにサポートされています。

重要

今後の OpenShift Container Platform の更新との互換性を確保するために、指定されたモニタリングスタックのオプションのみを設定することがサポートされます。

2.38.2. クラスターロギングについて

クラスターロギングコンポーネントは Elasticsearch、Fluentd、Kibana (EFK) に基づいています。コレクターの Fluentd は、OpenShift Container Platform クラスターの各ノードにデプロイされます。これはすべてのノードおよびコンテナーのログを収集し、それらを Elasticsearch (ES) に書き込みます。Kibana は、ユーザーおよび管理者が集計されたデータを使って高度なビジュアライゼーションおよびダッシュボードを作成できる中央の Web UI です。

クラスターロギングについての詳細は、「OpenShift Container Platform クラスターロギング」のドキュメントを参照してください。

2.38.3. Telemetry について

Telemetry は、以下についての匿名化され、集計された情報を収集します。

  • OpenShift Container Platform クラスターのサイズ
  • OpenShift Container Platform コンポーネントの健全性およびステータス
  • OpenShift Container Platform コンポーネントの使用
  • 使用中の機能

この情報は、OpenShift Container Platform をより使用しやすく、より直感的に使用できるようにするために Red Hat によって使用されます。この情報のいずれもサードパーティーと共有されることはありません。

2.38.3.1. 収集される情報

Telemetry は、ユーザー名、パスワード、またはユーザーリソースの名前またはアドレスなどの識別情報を収集せず、今後も収集することはありません。

収集される主要な情報には、以下が含まれます。

  • クラスターごとに利用可能な更新の数
  • 更新に使用されるチャネルとイメージリポジトリー
  • 更新時に発生したエラーの数
  • 実行中の更新の進捗情報
  • クラスターごとのマシン数
  • CPU コアの数およびマシンの RAM のサイズ
  • etcd クラスターのメンバー数、および現在 etcd クラスターに保存されているオブジェクトの数
  • マシンタイプ (インフラまたはマスター) ごとに使用される CPU コアおよび RAM の数
  • クラスターごとに使用される CPU コアおよび RAM の数
  • クラスターごとの OpenShift Container Platform フレームワークコンポーネントの使用
  • OpenShift Container Platform クラスターのバージョン
  • クラスターにインストールされている OpenShift Container Platform フレームワークコンポーネントの健全性、状態、およびステータス。たとえば、クラスターバージョン Operator、クラスターモニタリング、イメージレジストリー、およびロギング用の Elasticsearch がこれらのコンポーネントに含まれます。
  • インストール時に生成される一意でランダムな識別子
  • Amazon Web Services などの OpenShift Container Platform がデプロイされているプラットフォームの名前

2.38.4. CLI のトラブルシューティングおよびデバッグコマンド

oc クライアントのトラブルシューティングおよびデバッグコマンドの一覧については、「OpenShift Container Platform CLI リファレンス」ドキュメントを参照してください。

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