2.31. 仮想マシンのエビクションストラテジーの設定
LiveMigrate
エビクションストラテジーは、ノードがメンテナンス状態になるか、ドレイン (解放) される場合に仮想マシンインスタンスが中断されないようにします。このエビクションストラテジーを持つ仮想マシンインスタンスのライブマイグレーションが別のノードに対して行われます。
2.31.1. LiveMigration
エビクションストラテジーでのカスタム仮想マシンの設定
LiveMigration
エビクションストラテジーはカスタム仮想マシンでのみ設定する必要があります。共通テンプレートには、デフォルトでこのエビクションストラテジーが設定されています。
手順
evictionStrategy: LiveMigrate
オプションを、仮想マシン設定ファイルのspec
セクションに追加します。この例では、oc edit
を使用してVirtualMachine
設定ファイルの関連するスニペットを更新します。$ oc edit vm <custom-vm> -n <my-namespace>
apiVersion: kubevirt.io/v1alpha3 kind: VirtualMachine metadata: name: custom-vm spec: terminationGracePeriodSeconds: 30 evictionStrategy: LiveMigrate domain: resources: requests: ...
更新を有効にするために仮想マシンを再起動します。
$ virtctl restart <custom-vm> -n <my-namespace>