2.23. 空のディスクイメージを追加して仮想ストレージを拡張する
空のディスクイメージを Container-native Virtualization に追加することによって、ストレージ容量を拡張したり、新規のデータパーティションを作成したりできます。
2.23.1. DataVolume について
DataVolume
オブジェクトは、Containerized Data Importer (CDI) プロジェクトで提供されるカスタムリソースです。DataVolume は、基礎となる PersistentVolumeClaim (PVC) に関連付けられるインポート、クローン作成、およびアップロード操作のオーケストレーションを行います。DataVolume は KubeVirt に統合され、仮想マシンが PVC の作成前に起動することを防ぎます。
2.23.2. DataVolume を使用した空のディスクイメージの作成
DataVolume 設定ファイルをカスタマイズし、デプロイすることにより、新規の空のディスクイメージを PersistentVolumeClaim に作成することができます。
前提条件
- 1 つ以上の利用可能な PersistentVolume
-
oc
として知られる OpenShift コマンドラインインターフェース (CLI) をダウンロードします。
手順
DataVolume 設定ファイルを編集します。
apiVersion: cdi.kubevirt.io/v1alpha1 kind: DataVolume metadata: name: blank-image-datavolume spec: source: blank: {} pvc: # Optional: Set the storage class or omit to accept the default # storageClassName: "hostpath" accessModes: - ReadWriteOnce resources: requests: storage: 500Mi
以下のコマンドを実行して、空のディスクイメージを作成します。
$ oc create -f <blank-image-datavolume>.yaml
2.23.3. テンプレート: 空のディスクイメージの DataVolume 設定ファイル
blank-image-datavolume.yaml
apiVersion: cdi.kubevirt.io/v1alpha1 kind: DataVolume metadata: name: blank-image-datavolume spec: source: blank: {} pvc: # Optional: Set the storage class or omit to accept the default # storageClassName: "hostpath" accessModes: - ReadWriteOnce resources: requests: storage: 500Mi