3.2. 分散トレースのためのサービスメッシュの設定
このセクションでは、CRD または CR ファイルで実行される設定について説明します。
前提条件
- cluster-admin ユーザー権限を使用した OpenShift Container Platform クラスターへのアクセス
- Elasticsearch Operator がクラスターにインストールされていること。
- Jaeger Operator がクラスターにインストールされていること。
3.2.1. Elasticsearch インデックスクリーナージョブの設定
Service Mesh Operator は ServiceMeshControlPlane
を作成した際に Jaeger のカスタムリソース (CR) も作成します。Jaeger Operator は Jaeger インスタンスの作成時にこの CR を使用します。
Elasticsearch ストレージを使用する場合、デフォルトでジョブが作成され、古いトレースをストレージからクリーンアップします。このジョブのオプションを設定するには、Jaeger カスタムリソース (CR) を編集して、ユースケースに合わせてカスタマイズします。関連するオプションを以下に示します。
apiVersion: jaegertracing.io/v1 kind: Jaeger spec: strategy: production storage: type: elasticsearch esIndexCleaner: enabled: false numberOfDays: 7 schedule: "55 23 * * *"
パラメーター | 値 | 説明 |
---|---|---|
enabled | true/ false | インデックスクリーナージョブを有効または無効にします。 |
numberOfDays | 整数値 | インデックスの削除を待機する日数。 |
schedule | "55 23 * * *" | 実行するジョブの cron 式 |