9.3. Red Hat OpenShift Serverless テクノロジープレビューリリースノート (1.1.0)
9.3.1. 新機能
- OpenShift Serverless が Knative Serving 0.8.1 を使用するように更新されました。
- 拡張された Operator メタデータには、サポート状態および公式のインストールドキュメントへのリンクに関する詳細情報が追加されました。
- Knative Eventing の開発者プレビューバージョンは OpenShift Serverless で使用できるようになりましたが、これは OpenShift Serverless Operator に含まれず、現時点ではこのテクノロジープレビューの一部としてサポートされていません。詳細は、「Knative Eventing on OpenShift Container Platform」を参照してください。
9.3.2. 修正された問題
プロジェクト管理者ではないユーザーには、OpenShift Serverless を使用する際に以下のエラーが表示されていました。
revisions.serving.knative.dev: User "sounds" cannot list resource "revisions
この問題は、新しい RBAC ルールが追加されることにより修正されました。
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競合状態により、Istio サイドカーの挿入が正常に機能しませんでした。Istio は、Pod の作成時に
knative-serving
namespace が ServiceMeshMemberRoll にあると見なしませんでした。Istio は ServiceMeshMemberRoll からのステータス情報を待機するようになり、これによりこの問題が修正されます。
9.3.3. 既知の問題
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ユーザーには、新たに作成された namespace のサービスが準備状態になるのを待機している間に
Unknown Uninitialized : Waiting for VirtualService to be ready
というエラーが表示される可能性があります。この待機時間は数分に及ぶ可能性があります。ユーザーが namespace の作成から namespace のサービスの作成までの間に十分な時間を確保する場合 (約 1 分)、このエラーは回避できる可能性があります。 - public visibility で作成された既存の Knative サービスおよびルートは cluster-local visibility に更新することができません。Knative サービスおよびルートで cluster-local visibility が必要な場合、これはこれらのリソースの作成時に設定される必要があります。
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Knative サービスは、クラスターが長時間実行される場合に 503 ステータスコードを返します。Knative Serving Pod にはエラーは表示されません。
istio-pilot
Pod を再起動すると、問題は一時的に解決されます。 - gRPC および HTTP2 はルートに対して機能しません。これは OpenShift ルートの既知の制限です。