2.2. イメージレジストリー Operator の設定リソース


configs.imageregistry.operator.openshift.io リソースのほかにも、openshift-image-registry namespace に置かれる別個の ConfigMap およびシークレットリソースによって追加の設定が Operator に提供されます。

前提条件

  • CA は PEM でエンコードされている必要があります。

手順

ConfigMap を openshift-config namespace に作成し、その名前を image.config.openshift.io リソースの AdditionalTrustedCA で使用し、追加の CA を指定することができます。この CA は外部レジストリーと通信する際に信頼される必要があります。image-registry-private-configuration(シークレット) は、ストレージのアクセスおよび管理に必要な認証情報を提供します。これは、デフォルト認証情報が見つからない場合に Operator によって使用されるデフォルト認証情報を上書きします。

イメージレジストリー CA の例

apiVersion: v1
kind: ConfigMap
metadata:
  name: my-registry-ca
data:
  registry.example.com: |
    -----BEGIN CERTIFICATE-----
    ...
    -----END CERTIFICATE-----
  registry-with-port.example.com..5000: | 1
    -----BEGIN CERTIFICATE-----
    ...
    -----END CERTIFICATE-----

1
レジストリーにポートがある場合 (例: registry-with-port.example.com:5000)、「: 」は .. に置き換える必要があります。

S3 ストレージの場合、ConfigMap には 2 つのキーが含まれることが予想されます。

  • REGISTRY_STORAGE_S3_ACCESSKEY
  • REGISTRY_STORAGE_S3_SECRETKEY

以下の手順で追加の CA を設定することができます。

  1. 追加の CA を設定するには、以下を実行します。

    $ oc create configmap registry-config --from-file=<external_registry_address>=ca.crt -n openshift-config
    $ oc edit image.config.openshift.io cluster
    spec:
      additionalTrustedCA:
        name: registry-config
  2. image-registry Pod 内のイメージを確認します。

    $ oc rsh image-registry-xxxxx
    sh-4.2
    $ ls /etc/pki/ca-trust/source/anchors
    <external_registry_address> image-registry.openshift-image-registry.svc..5000 image-registry.openshift-image-registry.svc.cluster.local..5000
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