6.3. Red Hat OpenShift Service Mesh でサポートされている設定


以下は、Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.10 で唯一サポートされている構成です。

  • Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.1。
注記

OpenShift Online および OpenShift Dedicated は Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.10 に対してはサポートされていません。

  • デプロイメントは、フェデレーションされていない単一の OpenShift Container Platform クラスターに含まれる必要があります。
  • Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースは、OpenShift Container Platform x86_64 でのみ利用できます。
  • Red Hat OpenShift Service Mesh は、外部プロバイダーを持たないフラットネットワークとして構成された OpenShift Container Platform Software Defined Networking (SDN) にのみ適しています。
  • 本リリースでは、すべてのサービスメッシュコンポーネントが OpenShift クラスターに含まれ、動作している設定のみをサポートしています。クラスター外にあるマイクロサービスの管理や、マルチクラスターシナリオにおけるマイクロサービスの管理はサポートしていません。
  • 本リリースでは、仮想マシンなどの外部サービスを統合していない設定のみをサポートしています。

6.3.1. Red Hat OpenShift Service Mesh でサポートされている Kiali の設定

  • Kiali の可観測性コンソールは Chrome、Edge、Firefox、または Safari ブラウザーの 2 つの最新リリースでのみサポートされています。

6.3.2. サポートされている Mixer アダプター

  • 本リリースでは、次の Mixer アダプターのみをサポートしています。

    • 3scale Istio Adapter

Red Hat OpenShift Service Mesh は、サービスのネットワーク全体で多数の主要機能を均一に提供します。

  • トラフィック管理: サービス間でトラフィックおよび API 呼び出しのフローを制御し、呼び出しの安定度を高め、不利な条件下でもネットワークの堅牢性を維持します。
  • サービス ID とセキュリティー: メッシュのサービスを検証可能な ID で指定でき、サービスのトラフィックがさまざまな信頼度のネットワークに送られる際にそのトラフィックを保護する機能を提供します。
  • ポリシーの適用: サービス間の対話に組織のポリシーを適用し、アクセスポリシーが適用され、リソースはコンシューマー間で均等に分散されるようにします。ポリシー変更は、アプリケーションコードを変更するのではなく、メッシュを設定して行います。
  • Telemetry: サービス間の依存関係やそれらの間のトラフィックの性質やフローを理解するのに役立ち、問題を素早く特定できます。

6.3.3. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.10 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースでは、CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) に対応しています。

6.3.4. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.9 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースでは、CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) に対応しています。

6.3.5. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.8 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースは、OpenShift Container Platform 4.4 との互換性に関する問題に対応しています。OpenShift Container Platform 4.3 を 4.4 にアップグレードする前に、Red Hat OpenShift Service Mesh を 1.0.8 にアップグレードする必要があります。

6.3.6. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.7 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースでは、CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) に対応しています。

6.3.7. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.6 の新機能

本リリースには、内部で改良された機能が含まれています。

6.3.8. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.5 の新機能

本リリースには、内部で改良された機能が含まれています。

6.3.9. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.4 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースでは、Kiali 1.0.9 のサポートが追加されました。さらに、CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) に対応しています。

6.3.10. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.3 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースでは、Kiali 1.0.8 のサポートが追加されました。さらに、CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) に対応しています。

6.3.11. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.2 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースでは、Istio 1.1.17、Jaeger 1.13.1、Kiali 1.0.7、および 3scale Istio Adapter 1.0 および OpenShift Container Platform 4.2 のサポートが追加されました。

6.3.12. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0.1 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースでは、Istio 1.1.11、Jaeger 1.13.1、Kiali 1.0.6、3scale Istio Adapter 1.0 および OpenShift Container Platform 4.1 のサポートが追加されました。

6.3.13. Red Hat OpenShift Service Mesh 1.0 の新機能

Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースでは、Istio 1.1.11、Jaeger 1.13.1、Kiali 1.0.5、3scale Istio Adapter 1.0 および OpenShift Container Platform 4.1 のサポートが追加されました。

このリリースにおけるその他の主な変更点は、以下のとおりです。

  • Kubernetes Container Network Interface (CNI) プラグインは常にオンになっています。
  • コントロールプレーンは、デフォルトでマルチテナンシーに対して設定されます。単一テナントの、クラスター全体でのコントロールプレーン設定は推奨されていません。
  • Elasticsearch、Jaeger、Kiali、および Service Mesh Operator は OperatorHub からインストールされます。
  • コントロールプレーンのテンプレートを作成し、指定することができます。
  • 本リリースから自動ルート作成が削除されました。
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