1.2. クラスターの AWS へのクイックインストール


OpenShift Container Platform バージョン 4.1 では、デフォルトの設定オプションを使用してクラスターを Amazon Web Services (AWS) にインストールできます。

前提条件

  • OpenShift Container Platform のインストールおよび更新プロセスについての詳細を確認します。
  • AWS アカウントを設定してクラスターをホストします。

    重要

    AWS プロファイルがご使用のコンピューターに保存されている場合、マルチファクター認証デバイスを使用中に生成した一時的なセッショントークンを使用することはできません。クラスターは継続的に現行の AWS 認証情報を使用して、クラスターの有効期間全体にわたって AWS リソースを作成するため、キーをベースとした有効期間の長い認証情報を使用する必要があります。適切なキーを生成するには、AWS ドキュメントの「Managing Access Keys for IAM Users」を参照してください。キーは、インストールプログラムの実行時に指定できます。

  • ファイアウォールを使用する場合、Red Hat Insights にアクセスできるように設定する必要があります。

1.2.1. OpenShift Container Platform のインターネットアクセスおよび Telemetry アクセス

OpenShift Container Platform 4.1 では、Telemetry はクラスターの健全性および更新の正常な実行についてのメトリクスを提供するコンポーネントです。Red Hat がご使用のクラスターが有効なサブスクリプションを使用しているかどうかを判別できるかどうかを含め、サブスクリプション管理を実行できるようにするには、Telemetry サービスを使用し、Red Hat OpenShift Cluster Manager ページにアクセスできる必要があります。

非接続のサブスクリプション管理はオプションとして選択できないため、データを Red Hat に戻すことを選択しないことと、サブスクリプションを有効にすることは両立できません。非接続のサブスクリプション管理のサポートは OpenShift Container Platform の今後のリリースで追加される可能性があります。

重要

マシンには、クラスターをインストールするためにインターネットへの直接のアクセスが必要です。

インターネットへのアクセスは以下を実行するために必要です。

  • Red Hat OpenShift Cluster Manager サイトの Infrastructure Provider ページにアクセスして、インストールプログラムをダウンロードします。
  • クラスターのインストールに必要なパッケージを取得するための Quay.io へのアクセス
  • クラスターの更新を実行するために必要なパッケージの取得
  • サブスクリプション管理を実行するための Red Hat の SaaS (サービスとしてのソフトウェア) ページへのアクセス

1.2.2. SSH プライベートキーの生成およびエージェントへの追加

インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、ssh-agent プロセスが使用する SSH キーをインストーラーに指定する必要があります。

このキーを使用して、ユーザー core としてマスターノードに対して SSH を実行できます。クラスターをデプロイする際に、キーは core ユーザーの ~/.ssh/authorized_keys 一覧に追加されます。

注記

AWS キーペアなどのプラットフォームに固有の方法で設定したキーではなく、ローカルキーを使用する必要があります。

手順

  1. パスワードなしの認証に設定されている SSH キーがコンピューター上にない場合は、これを作成します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。

    $ ssh-keygen -t rsa -b 4096 -N '' \
        -f <path>/<file_name> 1
    1
    ~/.ssh/id_rsa などの、SSH キーのパスおよびファイル名を指定します。

    このコマンドを実行すると、指定した場所にパスワードを必要としない SSH キーが生成されます。

  2. ssh-agent プロセスをバックグラウンドタスクとして開始します。

    $ eval "$(ssh-agent -s)"
    
    Agent pid 31874
  3. SSH プライベートキーを ssh-agent に追加します。

    $ ssh-add <path>/<file_name> 1
    
    Identity added: /home/<you>/<path>/<file_name> (<computer_name>)
    1
    ~/.ssh/id_rsa などの、SSH プライベートキーのパスおよびファイル名を指定します。

次のステップ

OpenShift Container Platform をインストールする際に、SSH パブリックキーをインストーラーに指定します。クラスターを独自にプロビジョニングするインフラストラクチャーにインストールする場合は、このキーをクラスターのマシンに指定する必要があります。

1.2.3. インストールプログラムの取得

OpenShift Container Platform をインストールする前に、インストールファイルをローカルコンピューターにダウンロードします。

前提条件

  • Linux または macOS を使用するコンピューターからクラスターをインストールする必要があります。
  • インストールプログラムをダウンロードするには、300 MB のローカルディスク領域が必要です。

手順

  1. Red Hat OpenShift Cluster Manager サイトの「Infrastructure Provider」ページにアクセスします。Red Hat アカウントがある場合は、認証情報を使ってログインします。アカウントがない場合はこれを作成します。
  2. 選択するインストールタイプのページに移動し、オペレーティングシステムのインストールプログラムをダウンロードし、ファイルをインストール設定ファイルを保存するディレクトリーに配置します。

    重要

    インストールプログラムは、クラスターのインストールに使用するコンピューターにいくつかのファイルを作成します。クラスターインストールの完了後は、インストールプログラムおよびインストールプログラムが作成するファイルの両方を保持する必要があります。

  3. インストールプログラムを展開します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。

    $ tar xvf <installation_program>.tar.gz
  4. Red Hat OpenShift Cluster Manager サイトの「Pull Secret」ページから、インストールプルシークレットを .txt ファイルとしてダウンロードするか、またはこれをクリップボードにコピーします。このプルシークレットを使用し、OpenShift Container Platform コンポーネントのコンテナーイメージを提供する、Quay.io などの組み込まれた各種の認証局によって提供されるサービスで認証できます。

1.2.4. クラスターのデプロイ

互換性のあるクラウドに OpenShift Container Platform をインストールできます。

重要

インストールプログラムは、初期インストール時に 1 回だけ実行することができます。

前提条件

  • クラスターをホストするクラウドプラットフォームでアカウントを設定します。
  • OpenShift Container Platform インストールプログラム、およびクラスターのプルシークレットを取得します。

手順

  1. インストールプログラムを実行します。

    $ ./openshift-install create cluster --dir=<installation_directory> \ 1
        --log-level info 2
    1
    <installation_directory> には、インストールプログラムが作成するファイルを保存するためにディレクトリー名を指定します。
    2
    異なるインストールの詳細情報を表示するには、 info ではなく、warndebug、または error を指定します。
    重要

    空のディレクトリーを指定します。ブートストラップ X.509 証明書などの一部のインストールアセットの有効期限は短く設定されているため、インストールディレクトリーを再利用することができません。別のクラスターインストールの個別のファイルを再利用する必要がある場合は、それらをディレクトリーにコピーすることができます。ただし、インストールアセットのファイル名はリリース間で変更される可能性があります。インストールファイルを以前のバージョンの OpenShift Container Platform からコピーする場合は注意してコピーを行ってください。

    プロンプト時に値を指定します。

    1. オプション: クラスターマシンにアクセスするために使用する SSH キーを選択します。

      注記

      インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、ssh-agent プロセスが使用する SSH キーをインストールプログラムに指定する必要があります。

    2. ターゲットに設定するプラットフォームとして AWS を選択します。
    3. Amazon Web Services (AWS) プロファイルをコンピューターに保存していない場合、インストールプログラムを実行するように設定したユーザーの AWS アクセスキー ID およびシークレットアクセスキーを入力します。
    4. クラスターのデプロイ先とする AWS リージョンを選択します。
    5. クラスターに設定した Route53 サービスのベースドメインを選択します。
    6. クラスターの記述名を入力します。
    7. Red Hat OpenShift Cluster Manager サイトの「Pull Secret」ページから取得したプルシークレットを貼り付けます。
    注記

    ホストに設定した AWS アカウントにクラスターをデプロイするための十分なパーミッションがない場合、インストールプログラムは停止し、不足しているパーミッションが表示されます。

    クラスターのデプロイメントが完了すると、Web コンソールへのリンクや kubeadmin ユーザーの認証情報を含む、クラスターにアクセスするための指示がターミナルに表示されます。

    重要

    インストールプログラムが生成する Ignition 設定ファイルには、24 時間が経過すると期限切れになる証明書が含まれます。最初の証明書のローテーションが正常に実行されるようにするには、クラスターを動作が低下していない状態で 24 時間実行し続ける必要があります。

    重要

    インストールプログラム、またはインストールプログラムが作成するファイルを削除することはできません。これらはいずれもクラスターを削除するために必要になります。

  2. オプション: クラスターのインストールに使用した IAM アカウントから AdministratorAccess ポリシーを削除するか、または無効にします。

1.2.5. OpenShift コマンドラインインターフェースのインストール

oc として知られる OpenShift コマンドラインインターフェース (CLI) をダウンロードし、インストールすることができます。

重要

以前のバージョンの oc をインストールしている場合、これを使用して OpenShift Container Platform 4.1 のすべてのコマンドを実行することはできません。新規バージョンの oc をダウンロードし、インストールする必要があります。

手順

  1. Red Hat OpenShift Cluster Manager サイトの Infrastructure Provider ページから、選択するインストールタイプのページに移動し、Download Command-line Tools をクリックします。
  2. 表示されているサイトから、オペレーティングシステムの圧縮されたファイルをダウンロードします。

    注記

    oc は Linux、Windows、または macOS にインストールできます。

  3. 圧縮ファイルを展開して、指定のパスにあるディレクトリーに配置します。

1.2.6. クラスターへのログイン

クラスター kubeconfig ファイルをエクスポートし、デフォルトシステムユーザーとしてクラスターにログインできます。kubeconfig ファイルには、クライアントを正しいクラスターおよび API サーバーに接続するために CLI で使用されるクラスターについての情報が含まれます。このファイルはクラスターに固有のファイルであり、OpenShift Container Platform のインストール時に作成されます。

前提条件

  • OpenShift Container Platform クラスターのデプロイ。
  • oc CLI のインストール。

手順

  1. kubeadmin 認証情報をエクスポートします。

    $ export KUBECONFIG=<installation_directory>/auth/kubeconfig 1
    
    $ oc whoami
    system:admin
    1
    <installation_directory> については、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。

次のステップ

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.