第2章 クラスターに関するデータの収集
サポートケースを作成する際、多くの場合、ご使用のクラスターについてのデバッグ情報を Red Hat サポートに提供していただくと Red Hat のサポートに役立ちます。
以下を提供することが推奨されます。
2.1. Red Hat サポート用のクラスターについてのデータの収集
oc adm must-gather
CLI コマンドは、以下のような問題のデバッグに必要となる可能性のあるクラスターからの情報を収集します。
- リソース定義
- 監査ログ
- サービスログ
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてのクラスターへのアクセスがあること。
手順
oc adm must-gather
コマンドを実行します。$ oc adm must-gather
これにより、データ収集を実行する際にクラスターで Pod が作成されます。収集されたリソースおよびクラスターからのデータはすべて、
must-gather.local
で始まる新規ディレクトリーの現行ディレクトリーに保存されます。must-gather
ディレクトリーから圧縮ファイルを作成します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。$ tar cvaf must-gather.tar.gz must-gather.local.5421342344627712289/
- 圧縮ファイルを Red Hat カスタマーポータル上のサポートケースに添付します。