5.3. インストール後の Ignition 設定の変更
Machine Config Pool はノードのクラスターおよびそれらの対応する Machine Config を管理します。Machine Config にはクラスターの設定情報が含まれます。既知のすべての Machine Config Pool を一覧表示するには、以下を実行します。
$ oc get machineconfigpools NAME CONFIG UPDATED UPDATING DEGRADED master master-1638c1aea398413bb918e76632f20799 False False False worker worker-2feef4f8288936489a5a832ca8efe953 False False False
すべての Machine Config を一覧表示するには、以下を実行します。
$ oc get machineconfig NAME GENERATEDBYCONTROLLER IGNITIONVERSION CREATED OSIMAGEURL 00-master 4.0.0-0.150.0.0-dirty 2.2.0 16m 00-master-ssh 4.0.0-0.150.0.0-dirty 16m 00-worker 4.0.0-0.150.0.0-dirty 2.2.0 16m 00-worker-ssh 4.0.0-0.150.0.0-dirty 16m 01-master-kubelet 4.0.0-0.150.0.0-dirty 2.2.0 16m 01-worker-kubelet 4.0.0-0.150.0.0-dirty 2.2.0 16m master-1638c1aea398413bb918e76632f20799 4.0.0-0.150.0.0-dirty 2.2.0 16m worker-2feef4f8288936489a5a832ca8efe953 4.0.0-0.150.0.0-dirty 2.2.0 16m
Machine Config Operator が Machineconfig を適用するときの動作は Ignition とは若干異なります。Machineconfig は (00* から 99* までの) 順序で読み取られます。Machineconfig 内のラベルは、それぞれのノードのタイプ (マスターまたはワーカー) を特定します。同じファイルが複数の Machineconfig ファイルに表示される場合、最後のファイルが有効になります。たとえば、99* ファイルに出現するファイルは、00* ファイルに出現する同一のファイルを置き換えます。入力された Machineconfig オブジェクトは「レンダリングされた」Machineconfig オブジェクトに結合されます。 これは Operator のターゲットとして使用、Machine Config Poolで確認できる値です。
Machineconfig から管理されているファイルを表示するには、特定の Machineconfig 内で “Path:” を検索します。以下は例になります。
$ oc describe machineconfigs 01-worker-container-runtime | grep Path: Path: /etc/containers/registries.conf Path: /etc/containers/storage.conf Path: /etc/crio/crio.conf
これらのいずれかのファイルの設定を変更する場合、たとえば、crio.conf
ファイル内の pids_limit を1500 ((pids_limit = 1500) に変更するには、変更する必要のあるファイルのみが含まれる新規の Machineconfig を作成することができます。
Machineconfig には (10-worker-container-runtime などの) より新しい名前を付けてください。各ファイルの内容については、URL 形式のデータであることに留意してください。次に、新規 Machineconfig をクラスターに適用します。