3.4. 論理ボリュームのバックアップ
メタデータのバックアップとアーカイブは、
lvm.conf
ファイル内で無効になっていない限り、すべてのボリュームグループで論理ボリューム設定の変更時に自動的に作成されます。デフォルトでは、メタデータのバックアップは /etc/lvm/backup
ファイルに保存され、メタデータのアーカイブは /etc/lvm/archive
ファイルに保存されます。/etc/lvm/archive
ファイルに保存されるメタデータアーカイブの保持期間と保持されるアーカイブファイルの数は、lvm.conf
ファイルに設定できるパラメーターによって決定されます。日次のシステムバックアップでは、バックアップに /etc/lvm
ディレクトリーの内容が含まれる必要があります。
メタデータバックアップでは、論理ボリュームに含まれているユーザーとシステムのデータはバックアップされない点に注意してください。
vgcfgbackup
コマンドを使用すると、/etc/lvm/backup
ファイルにメタデータを手動でバックアップできます。また、vgcfgrestore
コマンドを使用すると、メタデータを復元できます。vgcfgbackup
コマンドと vgcfgrestore
コマンドについては 「ボリュームグループのメタデータのバックアップ」 で説明しています。