A.2.2. dmsetup ls コマンド
マップされたデバイスのデバイス名は、
dmsetup ls
コマンドで一覧表示できます。指定タイプのターゲットを 1 つ以上持つデバイスは、dmsetup ls --target target_type
コマンドを使用して一覧表示できます。 dmsetup ls
の他の操作については、dmsetup
man ページを参照してください。
以下の例は、現在設定されているマップ済みデバイスのデバイス名を一覧表示するコマンドを示します。
# dmsetup ls
testgfsvg-testgfslv3 (253:4)
testgfsvg-testgfslv2 (253:3)
testgfsvg-testgfslv1 (253:2)
VolGroup00-LogVol01 (253:1)
VolGroup00-LogVol00 (253:0)
以下の例は、現在設定されているミラーマッピングのデバイス名を一覧表示するコマンドを示します。
# dmsetup ls --target mirror
lock_stress-grant--02.1722 (253, 34)
lock_stress-grant--01.1720 (253, 18)
lock_stress-grant--03.1718 (253, 52)
lock_stress-grant--02.1716 (253, 40)
lock_stress-grant--03.1713 (253, 47)
lock_stress-grant--02.1709 (253, 23)
lock_stress-grant--01.1707 (253, 8)
lock_stress-grant--01.1724 (253, 14)
lock_stress-grant--03.1711 (253, 27)
マルチパスまたはその他のデバイスマッパーデバイス上にスタックされる LVM 設定は複雑でわかりにくい場合があります。
dmsetup ls
のコマンドには、以下に示す例のように、デバイス間の依存関係をツリーで表示する --tree
オプションがあります。
# dmsetup ls --tree
vgtest-lvmir (253:13)
├─vgtest-lvmir_mimage_1 (253:12)
│ └─mpathep1 (253:8)
│ └─mpathe (253:5)
│ ├─ (8:112)
│ └─ (8:64)
├─vgtest-lvmir_mimage_0 (253:11)
│ └─mpathcp1 (253:3)
│ └─mpathc (253:2)
│ ├─ (8:32)
│ └─ (8:16)
└─vgtest-lvmir_mlog (253:4)
└─mpathfp1 (253:10)
└─mpathf (253:6)
├─ (8:128)
└─ (8:80)