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4.4.15.11. RAID1 論理ボリュームでの I/O 操作の制御

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Red Hat Enterprise Linux リリース 6.5 の時点では、lvchange コマンドの --writemostly および --writebehind パラメーターを使用して RAID1 論理ボリューム内のデバイスに対する I/O 操作を制御することができます。これらのパラメーターを使用するための形式は以下のとおりです。
  • --[raid]writemostly PhysicalVolume[:{t|y|n}]
    RAID1 論理ボリューム内のデバイスに write-mostly というマークを付けます。これらのドライブのすべての読み取りは必要でない限り回避されます。このパラメーターを設定することにより、ドライブに対する I/O 操作の回数を最小限に抑えることができます。デフォルト動作では、論理ボリューム内の指定された物理ボリュームに write-mostly 属性を設定します。:n を物理ボリュームに追加して write-mostly フラグを削除することや、:t を指定して値を切り替えることができます。--writemostly 引数は、単一コマンドで 2 回以上指定することができ、1 回で論理ボリューム内のすべての物理ボリュームの write-mostly 属性を切り替えることが可能になります。
  • --[raid]writebehind IOCount
    write-mostly というマークが付けられる RAID1 論理ボリューム内のデバイスに許可される未処理の書き込みの最大数を指定します。この値を上回ると、書き込みは同期され、構成要素になっているデバイスへの書き込みすべてが、アレイが書き込みの完了を知らせる前に完了してしまいます。この値をゼロに設定することにより、設定がクリアされ、システムは値を任意に選択できるようになります。
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