第12章 修正された問題
Red Hat Enterprise Linux 10.2 で修正された問題点を確認してください。
12.1. インストーラーおよびイメージの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux 10.2 のインストーラーおよびイメージ作成に関して修正された問題点を確認してください。
- ISO イメージではルートパスワードが正しく設定されます
今回のアップデート以前は、ブループリントが ISO イメージの
rootパスワードを設定する際に、誤ってuserコマンドを使用していました。その結果、ルートパスワードが設定されず、ユーザーはログインできませんでした。今回のリリースでは、ISO イメージのビルドプロセス中にルートパスワードがルートユーザーに正しく適用されるようになり、システムへのアクセスが正常に行えるようになりました。
- サポート対象外の言語が指定された場合、テキストモードのインストーラーは英語にフォールバックします
今回のリリース以前は、インストーラーの起動プロセスにおいて、表示モード (テキスト、グラフィカル、または非対話型) の設定が行われるタイミングが不十分でした。その結果、選択された言語がテキストモードでサポート対象かどうかを判断するチェックが実行されませんでした。テキストモードのインストールでは、日本語など、テキストユーザーインターフェイスでサポート対象外の言語が使用される可能性があり、その結果、判読不能な出力が発生する場合がありました。
今回の修正により、インストーラーはテキストモードでサポート対象外の言語を正しく検出するようになりました。サポート対象外の言語が選択された場合、テキストユーザーインターフェイスは英語にフォールバックします。インストール済みのシステムについては、当初選択された言語を使用するように設定されたままとなります。
- ドライバーディスクメニューで、ユーザー入力がコンソールに正しく表示されるようになりました
今回のリリース以前は、RHEL のインストールを
inst.ddカーネルコマンドラインオプションを使用して開始すると、ユーザーが入力した文字がコンソールに正しく表示されませんでした。その結果、視覚的なフィードバックが不足していたため、入力がバックグラウンドで引き続き処理されているにもかかわらず、アプリケーションが応答していないように見えていました。今回のアップデートにより、この表示上の問題が解決され、ドライバーディスクの選択プロセス中にユーザー入力が期待どおりに表示されるようになりました。
ostreecontainerキックスタートコマンドを使用する際に/bootパーティションが作成されていない場合でも、Anaconda のインストールプログラムが失敗しなくなりました今回のアップデート以前は、
ostreecontainerキックスタートコマンドを使用して起動可能なコンテナーをインストールする際に、/bootパーティションが作成されませんでした。その結果、コンテナーデプロイメントを続行するには専用の/bootパーティションが必要だったため、インストールは失敗しました。今回のアップデートにより、別途
/bootパーティションを用意しなくても、Anaconda を使用して起動可能なコンテナーイメージをインストールできるようになりました。
- Anaconda のレスキューモードが、イメージベースのシステムを正しく検出してマウントするようになりました
今回のリリース以前は、独自のファイルシステム階層構造のため、レスキュースキャナーはイメージベースのインストールを識別することができませんでした。この環境では、システムが
/mnt/sysrootマウントポイントに自動的にマウントされ、アクティブなデプロイメントにアクセスするために必要な特定のchrootコマンドが提供されます。イメージベースのシステムはイミュータブルであるため、手動での変更は/etcまたは/varに限定する必要があります。