11.8. 仮想化
Red Hat Enterprise Linux 10.2 における仮想化に関する既知の問題点を確認してください。
- 大容量メモリーを搭載した Windows ゲストが SVVP の検証に失敗する可能性があります
現在、Server Virtualization Validation Program (SVVP) ソフトウェアを使用して、大量のメモリーが割り当てられた Windows 仮想マシン (VM) を検証する場合、
GetPhysicallyInstalledSystemMemory failedというエラーメッセージが表示され、バリデーションが失敗する可能性があります。その結果、仮想マシンは SVVP サポートの検証を受けることができなくなります。
- Windows ゲスト OS でストップエラーが発生する
現在、RHEL ホスト上で Windows ゲストオペレーティングシステムを使用する仮想マシンでは、さまざまなストップエラー (BSOD とも呼ばれる) が発生する可能性があります。既知のエラーの詳細は、Red Hat ナレッジベースの OpenShift Virtualization および RHEL KVM における既知の Windows ブルースクリーンエラー (BSOD) 問題のリストを 参照してください。エラーのトラブルシューティング手順については、Windows ブルースクリーンエラー (BSOD) の問題を調査する際の推奨事項 を参照してください。
Jira:RHELDOCS-22157[1]
- VirtIO-Win バンドルのインストールはキャンセルできない
現在、Windows ゲストオペレーティングシステムで VirtIO-Win インストーラーバンドルから
virtio-winドライバーのインストールを開始すると、インストール中にCancelボタンをクリックしてもインストールが正しく停止されません。インストーラーウィザードインターフェイスに "Setup Failed" という画面が表示されますが、ドライバーはインストールされ、ゲストの IP アドレスはリセットされます。
- Nutanix AHV で LVM を使用する RHEL 9 仮想マシンのクローンを作成または復元すると、ルート以外のパーティションが表示されなくなります
Nutanix AHV ハイパーバイザーをホストとする仮想マシン (VM) で RHEL 9 ゲストオペレーティングシステムを実行する場合、スナップショットから VM を復元するか VM をクローンすると、ゲストが論理ボリューム管理 (LVM) を使用している場合は VM 内の非ルートパーティションを消失させることがあります。これにより、以下の問題が発生します。
- スナップショットから仮想マシンを復元すると、仮想マシンは起動できず、緊急モードに入ります。
- クローンを作成して作成した仮想マシンは起動できず、緊急モードに入ります。
これらの問題を回避するには、仮想マシンの緊急モードで以下を行います。
LVM システムデバイスファイルを削除します。
# rm /etc/lvm/devices/system.devicesLVM デバイス設定を再作成します。
# vgimportdevices -a- 仮想マシンを再起動します。
これにより、クローン化または復元された VM を正しく起動できます。
または、問題が発生しないようにするには、VM のクローンを作成する前、または VM のスナップショットを作成する前に、次の手順を実行します。
-
/etc/lvm/lvm.confファイル内のuse_devicesfile = 0行のコメントを解除します。 initramfs を再生成します。これを行うには、仮想マシンで次の手順を実行します。
<kernelVersion>は、再構築するカーネルの完全なバージョンに置き換えます。現在の
initramfs設定をバックアップします。# cp /boot/initramfs-<kernelVersion>.img /boot/initramfs-<kernelVersion>.img.bakinitramfsをビルドします。# dracut -f /boot/initramfs-<kernelVersion>.img <kernelVersion>
- 仮想マシンを再起動して、正常に起動したことを確認します。
Jira:RHELPLAN-114103[1]