11.12.15. クラウド環境の RHEL


Red Hat Enterprise Linux 10.0 で特定された、クラウド環境における RHEL の既知の問題点を確認してください。

RDMA デバイスは現在 vSphere では動作しません

VMware vSphere プラットフォームで RHEL 10 インスタンスを使用する場合、vmw_pvrdma モジュールは現在正しくインストールされません。その結果、VMware Paravirtual Remote Direct Memory Access (PVRDMA) デバイスは、影響を受けるインスタンスでは動作しなくなります。

Jira:RHEL-41133[1]

cloud-init ネットワーク設定で RHEL 9.6 から RHEL 10.0 にアップグレードすると leapp アップグレードが失敗します

cloud-init のデフォルト設定を使用し、sysconfig をデフォルトのネットワーク設定ディレクトリーとして RHEL 9.6 をデプロイする場合、sysconfig 設定ファイルは RHEL 10.0 の ifcfg レガシー形式をサポートしません。そのため、ifcfg-<enp1s0> などの従来のネットワーク設定ファイルの場合、RHEL 9.6 から RHEL 10.0 にアップグレードすると leapp アップグレードが失敗します。

回避策: sysconfig 設定ファイルを NetworkManager ネイティブの keyfile 形式に変換します。

  1. 接続を変更します。

    # nmcli connection modify "System <enp1s0>" connection.id "cloud-init <enp1s0>"
  2. 接続を移行します。

    # nmcli connection migrate /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-<enp1s0>
  3. 接続プロファイルを移動します。

    # sudo mv /etc/NetworkManager/system-connections/"cloud-init <enp1s0>.nmconnection" /etc/NetworkManager/system-connections/cloud-init-<enp1s0>.nmconnection
  4. ネットワーク接続設定をリロードします。

    # nmcli conn reload

RHEL 9.6 から RHEL 10.0 への leapp アップグレードは、更新された設定で機能するようになります。

Jira:RHEL-82209[1]

VMware ESXi 上の RHEL 9.6 ゲストを RHEL 10.0 にアップグレードすると、cloud-init がネットワーク設定を書き換えます

現在、VMware ESXi ハイパーバイザー上の RHEL ゲストを RHEL 9.6 から RHEL 10.0 にアップグレードすると、cloud-init ツールは VMware データソースを検出できず、その設定をキャッシュから復元できません。その結果、cloud-initNone データソースに戻り、ゲストのネットワーク設定を書き換えます。

回避策: アップグレードプロセス中にゲストを再起動する前に、/etc/cloud/cloud.cfg ファイルから disable_vmware_customization フラグを削除します。そうすることで、アップグレードされたゲストは以前のネットワーク設定を保持します。

Jira:RHEL-82210[1]

BIOS または UEFI でサポートされている Hyper-V Windows Server 2016 仮想マシンは、ホストが AMD EPYC CPU プロセッサーを使用している場合、起動に失敗します

Hyper-V が有効化されている設定では、Hyper-V Windows Server 2016 仮想マシンは AMD EPYC CPU ホスト上で起動できません。

回避策: 次のログメッセージを確認します。

kvm: Booting SMP Windows KVM VM with !XSAVES && XSAVEC.
If it fails to boot try disabling XSAVEC in the VM config.

また、Hyper-V Windows Server 2016 仮想マシンを起動するために、xsavec=off-cpu cmdline への追加を試みます。

Jira:RHEL-38957[1]

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