第7章 テクノロジープレビュー機能


Red Hat Enterprise Linux 10.2 で利用可能な、新しく特定されたテクノロジープレビュー機能、および以前から提供されている既知の機能について説明します。

テクノロジープレビュー機能に対する Red Hat のサポート範囲については、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

7.1. インストーラーおよびイメージの作成

Red Hat Enterprise Linux 10.2 でインストーラーおよびイメージ作成に利用できる新しいテクノロジープレビュー機能についてご確認ください。

テクノロジープレビューとして、新しい bootc キックスタートコマンドが利用可能になりました。

インストーラーには、新しい bootc キックスタートコマンドのサポートがテクノロジープレビューとして含まれています。これにより、起動可能なコンテナーのデプロイメントが可能になります。この実装は、既存の ostreecontainer キックスタートコマンドに相当するものですが、オペレーティングシステムの内容のプロビジョニングとブートローダーのセットアップの両方を管理するために、bootc ユーティリティーに依存します。このコマンドは、以下のように使用できます。

# bootc --source-imgref=<transport>:<registry>/<namespace>/<name>:<tag> --target-imgref=<registry>/<namespace>/<name>:<tag>
注記

この機能は、複数のストレージデバイスにまたがる複雑なパーティショニングスキームや、標準レイアウトを超えるカスタムマウントポイント設定には対応していません。

詳細は、Installing RHEL from a bootable container image by using the bootc Kickstart command を参照してください。

Jira:RHEL-58215[1]

Anaconda における bootc のサポートを導入します (テクノロジープレビュー)

今回のアップデートにより、Anaconda は ostree から bootc に移行し、論理的に結合されたイメージの作成が可能になりました。この機能はテクノロジープレビューとして提供されます。この変更により、Anaconda と bootc-image-builder ツールにおける新機能の重複実装の必要性が軽減されます。詳細は、Installing RHEL from a bootable container image by using the bootc Kickstart command を参照してください。

Jira:RHELDOCS-20454[1]

Integrity Image Sealing がテクノロジープレビューとして利用可能になりました

このテクノロジープレビューでは、組織のセキュアブートキーを使用して、ブートコンテナーイメージを暗号化技術で封印できるようになります。これにより、ビルドから実行時に至るまで、オペレーティングシステム全体の完全性が確保されます。これは、ターゲットコンテナーのルートファイルシステムのダイジェストを埋め込んだ統合カーネルイメージと、あなたのキーで署名されたブートローダー (systemd-boot など) に基づいています。

その結果、既存のソリューションよりも高度なセキュリティーを実現し、改ざん防止システムのコンプライアンス要件を満たすことができます。これにより、ハードウェアからオペレーティングシステムに至るまで、実行コードの完全性が確保されます。コンテナーイメージには Unified Kernel Image が含まれており、ブートプロセス、パス、およびホストオペレーティングシステムの完全性が確保されます。詳細は、封印されたイメージのビルド を参照してください。

Jira:RHELDOCS-20426[1]

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