5.12. 対話式コンソール multipathd を使用したトラブルシューティング
multipathd -k コマンドは、multipathd デーモンに対する対話式のインターフェイスです。このコマンドを実行すると対話式のマルチパスコンソールが立ち上がります。このコマンドを実行してから
help
を入力すると、使用可能なコマンドの一覧が表示され、対話式コマンドを入力できます。CTRL-D
を入力すると終了します。
multipathd 対話式コンソールを使用すると、システムで発生している問題のトラブルシューティングを行うことができます。たとえば、次のコマンドシーケンスを実行すると、デフォルト値などのマルチパス設定を表示して、その後コンソールを終了します。
multipathd -k > show config > CTRL-D
# multipathd -k
> > show config
> > CTRL-D
次の順序でコマンドを実行し、
multipath.conf
に対する変更がすべて反映されるようにします。
multipathd -k > reconfigure > CTRL-D
# multipathd -k
> > reconfigure
> > CTRL-D
次のコマンドシーケンスを実行し、パスチェッカーが正しく動作していることを確認します。
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multipathd -k > show paths > CTRL-D
# multipathd -k
> > show paths
> > CTRL-D