第4章 新機能
ここでは、Red Hat Enterprise Linux 8.10 に追加された新機能および主要な機能拡張を説明します。
4.1. インストーラーおよびイメージの作成
ブループリントファイルシステムのカスタマイズでパーティションモードを使用する機能
この更新により、RHEL イメージビルダーを使用しながら、選択したファイルシステムのカスタマイズでブループリントをカスタマイズできるようになります。イメージを作成するときに、次のいずれかのパーティションモードを選択できます。
-
デフォルト:
auto-lvm
- LVM: イメージは、追加のパーティションがなくても論理ボリュームマネージャー (LVM) を使用します。
- Raw: イメージは追加のパーティションがあっても raw パーティションを使用します
Jira:RHELDOCS-16337[1]
イメージビルダーでのファイルシステムカスタマイズポリシーの変更
ブループリントで RHEL イメージビルダーのファイルシステムのカスタマイズを使用する場合は、次のポリシー変更が適用されます。
現在、mountpoint
と最小パーティション minsize
を設定できます。次のイメージタイプは、ファイルシステムのカスタマイズ image-installer
edge-installer
edge-simplified-installer
をサポートしていません。次のイメージタイプは、パーティションで分割されたオペレーティングシステムイメージを作成しません。ファイルシステム edge-commit
edge-container
tar
container
をカスタマイズしても意味がありません。ブループリントは、tpm
とそのサブディレクトリーの mountpoint
のカスタマイズをサポートするようになりました。
Jira:RHELDOCS-17261[1]