4.7. Web コンソールで NFS マウントオプションのカスタマイズ
既存の NFS マウントを編集し、カスタムのマウントオプションを追加します。
カスタムのマウントオプションは、タイムアウトの制限を変更したり、認証を設定するなどの NFS マウントの接続をトラブルシュートしてパラメーターを変更するのに役に立ちます。
前提条件
RHEL 9 Web コンソールがインストールされている。
手順は、Web コンソールのインストールおよび有効化 を参照してください。
-
cockpit-storaged
パッケージがシステムにインストールされている。 - NFS マウントがシステムに追加されている。
手順
- RHEL 8 Web コンソールにログインします。詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。
- Storage をクリックします。
- Storage テーブルで、調整する NFS マウントをクリックします。
リモートディレクトリーをマウントしている場合は、アンマウント をクリックします。
カスタムマウントオプションの設定中にディレクトリーをアンマウントする必要があります。そうしないと、Web コンソールは設定を保存せず、エラーが発生します。
- Edit をクリックします。
- NFS マウント ダイアログボックスで、カスタムのマウントオプション を選択します。
マウントオプションを、コンマで区切って入力します。以下に例を示します。
-
nfsvers=4
: NFS プロトコルのバージョン番号 -
soft
: NFS 要求がタイムアウトした後の回復のタイプ -
sec=krb5
: NFS サーバー上のファイルを Kerberos 認証によって保護できます。NFS のクライアントとサーバーの両方で Kerberos 認証に対応する必要があります。
NFS マウントオプションのリストは、コマンドラインで
man nfs
を実行します。-
- Apply をクリックします。
- Mount をクリックします。
検証
- マウントしたディレクトリーを開き、コンテンツがアクセスできることを確認します。