7.5. parted でパーティションのサイズ変更


parted ユーティリティーを使用して、パーティションを拡張して未使用のディスク領域を利用したり、パーティションを縮小してその容量をさまざまな目的に使用したりできます。

前提条件

  • パーティションを縮小する前にデータをバックアップする。
  • 2TiB を超えるパーティションを作成する場合は、GUID Partition Table (GPT) でディスクをフォーマットしておく。
  • パーティションを縮小する場合は、サイズを変更したパーティションより大きくならないように、最初にファイルシステムを縮小しておく。
注記

XFS は縮小に対応していません。

手順

  1. parted ユーティリティーを起動します。

    # parted block-device
  2. 現在のパーティションテーブルを表示します。

    # (parted) print

    パーティションテーブルから、以下を確認します。

    • パーティションのマイナー番号。
    • 既存のパーティションの位置とサイズ変更後の新しい終了点。
  3. パーティションのサイズを変更します。

    # (parted) resizepart 1 2GiB
    • 1 を、サイズを変更するパーティションのマイナー番号に置き換えます。
    • 2 を、サイズを変更するパーティションの新しい終了点を決定するサイズに置き換えます (ディスクの開始からカウントします)。512MiB20GiB1.5TiB などのサイズ接尾辞を使用できます。デフォルトサイズの単位はメガバイトです。
  4. パーティションテーブルを表示して、サイズ変更したパーティションのサイズが、パーティションテーブルで正しく表示されていることを確認します。

    # (parted) print
  5. parted シェルを終了します。

    # (parted) quit
  6. カーネルが新しいパーティションを登録していることを確認します。

    # cat /proc/partitions
  7. オプション: パーティションを拡張した場合は、そこにあるファイルシステムも拡張します。

関連情報

  • parted(8) man ページ
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