4.6.2. MongoDB が使用不可能になる
コネクターが実行され、MongoDB レプリカセットのプライマリーノードが利用できなくなったり、アクセスできなくなったりすると、コネクターは指数バックオフを使用してプライマリーノードへの再接続を繰り返し試み、ネットワークやサーバーが飽和状態にならないようにします。設定可能な接続試行回数を超えた後もプライマリーが利用できない状態である場合、コネクターは失敗します。
再接の続試行は、3 つのプロパティーで制御されます。
-
connect.backoff.initial.delay.ms
- 初回の再接続を試みるまでの遅延。デフォルトは 1 秒 (1000 ミリ秒) です。 -
connect.backoff.max.delay.ms
- 再接続を試行するまでの最大遅延。デフォルトは 120 秒 (120,000 ミリ秒) です。 -
connect.max.attempts
- エラーが生成されるまでの最大試行回数。デフォルトは 16 です。
各遅延は、最大遅延以下で、前の遅延の 2 倍です。以下の表は、デフォルト値を指定した場合の、失敗した各接続試行の遅延と、失敗前の合計累積時間を表しています。
再接続試行回数 | 試行までの遅延 (秒単位) | 試行までの遅延合計 (分および秒単位) |
---|---|---|
1 | 1 | 00:01 |
2 | 2 | 00:03 |
3 | 4 | 00:07 |
4 | 8 | 00:15 |
5 | 16 | 00:31 |
6 | 32 | 01:03 |
7 | 64 | 02:07 |
8 | 120 | 04:07 |
9 | 120 | 06:07 |
10 | 120 | 08:07 |
11 | 120 | 10:07 |
12 | 120 | 12:07 |
13 | 120 | 14:07 |
14 | 120 | 16:07 |
15 | 120 | 18:07 |
16 | 120 | 20:07 |