4.4. MongoDB コネクターの仕組み
MongoDB コネクターが設定およびデプロイされると、シードアドレスの MongoDB サーバーに接続して起動し、利用可能な各レプリカセットの詳細を判断します。各レプリカセットには独立した独自の oplog があるため、コネクターはレプリカセットごとに個別のタスクの使用を試みます。コネクターは、使用するタスクの最大数を制限でき、十分なタスクが利用できない場合は、コネクターは各タスクに複数のレプリカセットを割り当てます。ただし、タスクはレプリカセットごとに個別のスレッドを使用します。
シャードクラスターに対してコネクターを実行する場合は、レプリカセットの数よりも大きい tasks.max
の値を使用します。これにより、コネクターはレプリカセットごとに 1 つのタスクを作成でき、Kafka Connect が利用可能なワーカープロセス全体でタスクを調整、配布、および管理できるようにします。
4.4.1. 論理コネクター名
コネクター設定プロパティー mongodb.name
は、MongoDB レプリカセットまたはシャードされたクラスターの 論理名 として提供されます。コネクターは、論理名をさまざまな方法で使用します。すべてトピック名のプレフィックとして使用したり、各レプリカセットの oplog の位置を記録するときに一意の識別子として使用したりします。
各 MongoDB コネクターに、ソース MongoDB システムを意味する一意の論理名を命名する必要があります。論理名は、アルファベットまたはアンダースコアで始まり、残りの文字を英数字またはアンダースコアとすることが推奨されます。