9.3.3.3. Debezium デフォルトトピック作成グループ設定の指定


Kafka Connect の自動トピック作成を使用するためには、デフォルトのトピック作成グループを作成し、その設定を定義する必要があります。デフォルトのトピック作成グループの設定は、カスタムトピック作成グループの include リストのパターンにマッチしない名前のすべてのトピックに適用されます。

前提条件

  • Kafka Connect のカスタムリソースで、metadata.annotationsuse-connector-resources の値により、クラスターの Operator が KafkaConnector カスタムリソースを使用してクラスター内のコネクターを設定するように指定されている。以下に例を示します。

     ...
        metadata:
          name: my-connect-cluster
          annotations: strimzi.io/use-connector-resources: "true"
     ...

手順

  • topic.creation.default グループのプロパティーを定義するには、以下の例に示すように、コネクターのカスタムリソースの spec.config にプロパティーを追加します。

    apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1
    kind: KafkaConnector
    metadata:
      name: inventory-connector
      labels:
        strimzi.io/cluster: my-connect-cluster
    spec:
    ...
    
       config:
    ...
         topic.creation.default.replication.factor: 3  1
         topic.creation.default.partitions: 10  2
         topic.creation.default.cleanup.policy: compact  3
         topic.creation.default.compression.type: lz4  4
    ...

    任意の Kafka トピックレベルの設定プロパティーdefault グループの設定に含めることができます。

表9.3 default のトピック作成グループのコネクター設定
項目説明

1

topic.creation.default.replication.factor は、デフォルトグループによって作成されるトピックのレプリケーション係数を定義します。
replication.factor グループの場合 default の設定は必須ですが、カスタムグループの場合は任意です。カスタムグループは、設定されていない場合、default グループの値にフォールバックします。Kafka ブローカーのデフォルト値を使用する場合は -1 を使用します。

2

topic.creation.default.partitions は、デフォルトグループによって作成されるトピックのパーティション数を定義します。
default グループの場合 partitions の設定は必須ですが、カスタムグループの場合は任意です。カスタムグループは、設定されていない場合、default グループの値にフォールバックします。Kafka ブローカーのデフォルト値を使用する場合は -1 を使用します。

3

topic.creation.default.cleanup.policyトピックレベルの設定パラメーターcleanup.policy プロパティーにマッピングされ、ログの保存ポリシーを定義します。

4

topic.creation.default.compression.type は、トピックレベルの設定パラメーターcompression.type プロパティーにマッピングされており、メッセージをハードディスク上でどのように圧縮するかを定義します。

注記

カスタムグループは、必要なreplication.factor および partitions プロパティーのみに対して、default グループの設定が戻ります。カスタムトピックグループ設定の他のプロパティーが定義されていない場合、default グループで指定された値は適用されません。

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