第17章 遅延再配信の設定


アドレスへの遅延再配信は、address-setting 設定要素の redelivery-delay 属性で定義されます。再配信の遅延が指定されると、JBoss EAP はこの遅延期間待機した後にメッセージを再配信します。redelivery-delay0 に設定すると、再配信の遅延はありません。特定の address-setting について redelivery-delay の現在値を取得するには、以下の例のような管理 CLI コマンドを使用します。

/subsystem=messaging-activemq/server=default/address-setting=YOUR_ADDRESS_SETTING:read-attribute(name=redelivery-delay)

次の表には、メッセージの再配信の設定に使用できる address-setting の設定属性が記載されています。以下の例のような管理 CLI コマンドを使用して、特定の属性に値を設定します。

/subsystem=messaging-activemq/server=default/address-setting=YOUR_ADDRESS_SETTING:write-attribute(name=ATTRIBUTE,value=NEW_VALUE)
表17.1 アドレス設定の配信関連の属性
属性説明

max-delivery-attempts

dead-letter-address に送信する前にキャンセルメッセージを再配信できる回数を定義します。デフォルトは 10 です。

max-redelivery-delay

redelivery-delay の最大値 (ミリ秒単位)。max-redelivery-delay パラメーターを設定して、遅延 が大きすぎるのを防ぐことができます。デフォルトは redelivery-delay * 10 です。

redelivery-delay

キャンセルメッセージを再配信するまでの待ち時間を定義します (ミリ秒単位)。デフォルトは 0 です。

redelivery-multiplier

redelivery-delay パラメーターに適用する乗数。メッセージを再配信するたびに、遅延期間は以前の redelivery-delay * redelivery-multiplier と等しくなります。デフォルトは 1.0 です。

address-setting の設定の詳細は、アドレス設定 を参照してください。

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