13.2. 共有プロバイダー StorageNFS ネットワークの設定
neutron 共有プロバイダーネットワークに対応する StorageNFSSubnet
を作成します。サブネットが network_data.yml
ファイルの storage_nfs
ネットワーク定義と同じであることを確認し、StorageNFS
サブネットと対応するアンダークラウドのサブネットの割り当て範囲が重複しないようにしてください。StorageNFS
サブネットは NFS 共有の提供用であるため、ゲートウェイは必要ありません。
前提条件
- 割り当てプールの IP 範囲 (開始および終了アドレス)
- サブネットの IP 範囲
13.2.1. 共有プロバイダー StorageNFS IPv4 ネットワークの設定
neutron 共有 IPv4 プロバイダーネットワークに対応する StorageNFSSubnet
を作成します。
手順
- オーバークラウドノードにログインします。
- source コマンドでオーバークラウドの認証情報を読み込みます。
下記のコマンド例を使用して、以下の変更を行いネットワークをプロビジョニングします。
-
start=172.17.0.4,end=172.17.0.250
の IP の値を、実際のネットワークの IP の値に置き換えます。 -
172.17.0.0/20
のサブネット範囲を、実際のネットワークのサブネット範囲に置き換えます。
-
[stack@undercloud-0 ~]$ openstack subnet create --allocation-pool start=172.17.0.4,end=172.17.0.250 \ --dhcp --network StorageNFS --subnet-range 172.17.0.0/20 \ --gateway none StorageNFSSubnet
13.2.2. 共有プロバイダー StorageNFS IPv6 ネットワークの設定
neutron 共有 IPv6 プロバイダーネットワークに対応する StorageNFSSubnet
を作成します。
手順
- オーバークラウドノードにログインします。
下記のコマンド例を使用して、必要に応じて値の変更を行いネットワークをプロビジョニングします。
-
fd00:fd00:fd00:7000::/64
のサブネット範囲を、実際のネットワークのサブネット範囲に置き換えます。
-
[stack@undercloud-0 ~]$ openstack subnet create --ip-version 6 --dhcp --network StorageNFS --subnet-range fd00:fd00:fd00:7000::/64 --gateway none --ipv6-ra-mode dhcpv6-stateful --ipv6-address-mode dhcpv6-stateful StorageNFSSubnet -f yaml