4.9. ヘッドレス仮想マシンの設定
グラフィカルコンソールを介してマシンにアクセスする必要がない場合は、ヘッドレス仮想マシンを設定できます。このヘッドレスマシンは、グラフィカルデバイスとビデオデバイスなしで実行されます。これは、ホストのリソースに限りがある場合や、リアルタイム仮想マシンなどの仮想マシンの使用要件に準拠する場合に役立ちます。
ヘッドレス仮想マシンは、シリアルコンソール、SSH、またはコマンドラインアクセスなどのサービスを介して管理できます。ヘッドレスモードは、仮想マシンとマシンプールの作成または編集時、およびテンプレートの編集時に、コンソール タブから適用されます。また、インスタンスタイプの作成時または編集時にも利用できます。
新しいヘッドレス仮想マシンを作成する場合は、Run Once ウィンドウを使用して、最初の実行でのみグラフィカルコンソールを介して仮想マシンにアクセスできます。詳細は Run Once ウィンドウの設定に関する説明 を参照してください。
前提条件
- 既存の仮想マシンを編集していて、Red Hat Virtualization ゲストエージェントがインストールされていない場合は、Headless Mode を選択する前にマシンの IP をメモしておく。
仮想マシンをヘッドレスモードで実行する前に、このマシンの GRUB 設定をコンソールモードに設定する必要があります。そうしないと、ゲストオペレーティングシステムのブートプロセスが停止します。コンソールモードを設定するには、GRUB メニュー設定ファイルで splashimage フラグをコメントアウトします。
#splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz serial --unit=0 --speed=9600 --parity=no --stop=1 terminal --timeout=2 serial
Headless Mode オプションの選択時に仮想マシンが実行されている場合は、仮想マシンを再起動します。
ヘッドレス仮想マシンの設定
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をクリックし、仮想マシンを選択します。 - をクリックします。
- Console タブをクリックします。
- Headless Mode を選択します。Graphical Console セクションのその他のすべてのフィールドは、無効になっています。
- 必要に応じて、Enable VirtIO serial console を選択して、シリアルコンソールを使用した仮想マシンとの通信を有効にします。これは強く推奨されます。
- 仮想マシンが実行されている場合はこれを再起動します。仮想マシンの再起動 を参照してください。