3.2. Run Once を使用した仮想マシンの起動
3.2.1. VirtIO 用に最適化されたハードウェアへの Windows のインストール
virtio-win_version.iso
ファイルを仮想マシンにアタッチして、Windows のインストール時に VirtIO 用に最適化されたディスクおよびネットワークデバイスドライバーをインストールします。これらのドライバーは、エミュレートされたデバイスドライバーよりもパフォーマンスが向上します。
Run once オプションを使用して、New Virtual Machine ウィンドウで定義された Boot Options とは異なる 1 度限りのブートで、virtio-win_version.iso
ファイルをアタッチします。
前提条件
以下の項目が仮想マシンに追加されている。
- Red Hat VirtIO ネットワークインターフェイス
- VirtIO インターフェイスを使用するディスク
virtio-win_version.iso
をデータストレージドメインにアップロードできます。
Red Hat は、管理ポータルまたは REST API を使用して、データドメインに ISO イメージをアップロードすることを推奨します。詳細は、管理ガイド の データストレージドメインへのイメージのアップロード を参照してください。
必要な場合は、virtio-win
ISO ファイルを Manager でホストされる ISO ストレージドメインにアップロードできます。ISO ストレージドメインタイプは非推奨になりました。詳細は、管理ガイド の ISO ドメインへのイメージのアップロード を参照してください。
手順
Windows のインストール時に virtio-win ドライバーをインストールするには、以下の手順を実行します。
-
をクリックし、仮想マシンを選択します。 -
をクリックします。 - Boot Options メニューを展開します。
- Attach CD チェックボックスを選択し、ドロップダウンリストから Windows ISO を選択します。
- Attach Windows guest tools CD チェックボックスを選択します。
- CD-ROM を Boot Sequence フィールドの一番上に移動します。
- 必要に応じて、他の Run Once オプションを設定します。詳細は Run once ウィンドウの設定に関する説明 を参照してください。
Up に変更され、オペレーティングシステムのインストールが開始されます。
をクリックします。仮想マシンのステータスがWindows のインストール時に自動的にコンソールが開かない場合は、仮想マシンのコンソールを開きます。
- Windows をインストールするドライブを選択するように求められたら、 をクリックして をクリックします。
- インストールするドライバーの選択 で、Windows のバージョンに適したドライバーを選択します。たとえば、Windows Server 2019 の場合には、Red Hat VirtIO SCSI コントローラー (E:\ amd64 \ 2k19 \ viostor.inf)を選択します。
- 次へをクリックします。
残りのインストールは通常通りに行われます。
3.2.2. 仮想マシンのコンソール表示
リモートビューアーを使用して仮想マシンに接続します。
他のユーザーが仮想マシンに接続できるようにするには、コンソールの使用が終了したら、必ず仮想マシンをシャットダウンして再起動してください。または、管理者は 厳密なユーザーチェックを無効 にして、次のユーザーに切り替える場合に再起動の必要性をなくすことができます。詳細は、仮想マシンの Console の設定に関する説明 を参照してください。
手順
- リモートビューアーがまだインストールされていない場合は、インストールします。コンソールコンポーネントのインストール を参照してください。
-
をクリックし、仮想マシンを選択します。 -
console.vv
という名前のファイルをダウンロードするように、プロンプトが表示されます。クリックしてファイルを開くと、仮想マシンのコンソールウィンドウが開きます。これらのファイルを自動的に開くようにブラウザーを設定して、 をクリックするだけでコンソールが開くようにすることができます。 をクリックします。デフォルトでは、ブラウザーで
console.vv
は 120 秒後に期限切れになります。ファイルがダウンロードされてからファイルを開くまでに 120 秒以上経過した場合は、もう一度 をクリックします。
関連情報