7.12. テンプレートに基づくクローンされた仮想マシンの作成
クローンされた仮想マシンはテンプレートに基づいており、テンプレートの設定を継承します。クローンされた仮想マシンは、作成後はベースとなったテンプレートに依存しません。つまり、他に依存関係が存在しない場合にテンプレートを削除できます。
テンプレートから仮想マシンのクローンを作成する場合、その仮想マシンのベースとなったテンプレートの名前が、その仮想マシンの Edit Virtual Machine ウィンドウの General タブに表示されます。このテンプレート名を変更すると、General タブのテンプレート名も更新されます。ただし、Manager からテンプレートを削除すると、そのテンプレートの元の名前が表示されます。
テンプレートに基づく仮想マシンのクローン作成
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をクリックします。 - をクリックします。
- 仮想マシンを実行する Cluster を選択します。
- Based on Template ドロップダウンメニューからテンプレートを選択します。
- Name、Description、および任意の Comments を入力します。残りのフィールドでは、テンプレートから継承されるデフォルト値を使用するか、必要に応じて変更できます。
- Resource Allocation タブをクリックします。
- Storage Allocation エリアで Clone ラジオボタンを選択します。
Format ドロップダウンリストからディスク形式を選択します。この設定は、クローン作成操作の速度と、新規仮想マシンに必要な初期ディスク領域の量に影響します。
QCOW2 (デフォルト)
- 高速なクローン作成操作
- 最適化されたストレージ容量の使用
- 必要に応じてしかディスク領域が割り当てられない
Raw
- 遅いクローン作成操作
- 最適化された仮想マシンの読み取り/書き込み操作
- テンプレートで要求されるすべてのディスク領域が、クローン作成操作時に割り当てられる
- Target ドロップダウンメニューを使用して、仮想マシンの仮想ディスクを保存するストレージドメインを選択します。
- をクリックします。
仮想マシンのクローン作成には時間がかかる場合があります。テンプレートのディスクの新しいコピーを作成する必要があります。この間、仮想マシンのステータスは初め Image Locked で、続いて Down になります。
仮想マシンが作成され、Virtual Machines タブに表示されます。これで、ユーザーを割り当て、クローン作成操作の完了時に使用を開始できるようになりました。