5.2. ネットワークインターフェイス
5.2.1. 新しいネットワークインターフェイスの追加
複数のネットワークインターフェイスを仮想マシンに追加できます。これにより、仮想マシンを複数の論理ネットワークに配置できます。
ホストの物理インターフェイスに接続されていない論理ネットワークを定義して、ホストから分離された仮想マシンのオーバーレイネットワークを作成できます。たとえば、仮想マシンがホストに作成されたブリッジを介して仮想マシン間で通信する DMZ 環境を作成できます。
オーバーレイネットワークは OVN を使用し、外部ネットワークプロバイダーとしてインストールする必要があります。詳細は、管理ガイド を参照してください。
手順
-
をクリックします。 - 仮想マシン名をクリックして、詳細ビューに移動します。
- Network Interfaces タブをクリックします。
- New をクリックします。
- ネットワークインターフェイスの Name を入力します。
- ドロップダウンリストから Profile とネットワークインターフェイスの Type を選択します。Profile と Type ドロップダウンリストは、クラスターで使用可能なプロファイルとネットワークタイプ、および仮想マシンで使用可能なネットワークインターフェイスカードに従って入力されます。
- Custom MAC address チェックボックスをオンにし、必要に応じてネットワークインターフェイスカードの MAC アドレスを入力します。
- をクリックします。
新しいネットワークインターフェイスは、仮想マシンの詳細ビューの Network Interfaces タブに一覧表示されます。ネットワークインターフェイスカードが仮想マシンで定義され、ネットワークに接続されている場合は、Link State はデフォルトで Up に設定されます。
New Network Interface ウィンドウのフィールドの詳細は、仮想マシンネットワークインターフェイスのダイアログエントリー を参照してください。
5.2.2. ネットワークインターフェイスの編集
ネットワーク設定を変更するには、ネットワークインターフェイスを編集する必要があります。この手順は、実行中の仮想マシンで実行できますが、一部のアクションは、実行中ではない仮想マシンでのみ実行できます。
ネットワークインターフェイスの編集
-
をクリックします。 - 仮想マシン名をクリックして、詳細ビューに移動します。
- Network Interfaces タブをクリックし、編集するネットワークインターフェイスを選択します。
- をクリックします。
- 必要に応じて設定を変更します。名前、プロファイル、タイプ、およびカスタム MAC アドレス を指定できます。ネットワークインターフェイスの追加 を参照してください。
- をクリックします。
5.2.3. ネットワークインターフェイスのホットプラグ
ネットワークインターフェイスは、ホットプラグできます。ホットプラグとは、仮想マシンの実行中にデバイスを有効または無効にすることを意味します。
ゲストオペレーティングシステムは、ホットプラグネットワークインターフェイスをサポートしている必要があります。
ホットプラグネットワークインターフェイス
-
をクリックし、仮想マシンを選択します。 - 仮想マシンの名前をクリックして、詳細ビューに移動します。
- Network Interfaces タブをクリックし、ホットプラグするネットワークインターフェイスを選択します。
- をクリックします。
- Card Status をPlugged に設定してネットワークインターフェイスを有効にするか、カードステータスを Unplugged に設定してネットワークインターフェイスを無効にします。
- をクリックします。
5.2.4. ネットワークインターフェイスの削除
ネットワークインターフェイスの削除
-
をクリックします。 - 仮想マシン名をクリックして、詳細ビューに移動します。
- Network Interfaces タブをクリックし、削除するネットワークインターフェイスを選択します。
- をクリックします。
- をクリックします。
5.2.5. 仮想マシンを NIC を無視するように設定
特定の NIC を無視するように仮想マシンで ovirt-guest-agent
を設定できます。これにより、特定のソフトウェアによって作成されたネットワークインターフェイスに関連付けられた IP アドレスがレポートに表示されなくなります。無視するネットワークインターフェイスの名前と番号を指定する必要があります (例: eth0
、docker0
)。
手順
仮想マシンの
/etc/ovirt-guest-agent.conf
設定ファイルに、無視する NIC をスペースで区切って次の行を挿入します。ignored_nics = first_NIC_to_ignore second_NIC_to_ignore
エージェントを起動します。
# systemctl start ovirt-guest-agent
一部の仮想マシンオペレーティングシステムは、インストール中にゲストエージェントを自動的に起動します。
仮想マシンのオペレーティングシステムがゲストエージェントを自動的に起動する場合、または多くの仮想マシンで拒否リストを設定する必要がある場合は、設定された仮想マシンを、仮想マシンの追加作成用のテンプレートとして使用します。詳細は 既存の仮想マシンからのテンプレートの作成 を参照してください。