6.4. virt-who ホストの準備
以下の手順を使用して、VMware vCenter および Microsoft Hyper-V 用の virt-who サービスを実行するように Red Hat Enterprise Linux 7 サーバーを設定します。サーバーは、物理または仮想のいずれかです。
Red Hat ハイパーバイザー用に別の virt-who ホストは必要ありません。
手順
- Red Hat Enterprise Linux 7 サーバーをインストールします。CLI 環境のみが必要です。詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 インストールガイド を参照してください。
システムを登録します。
# subscription-manager register --auto-attach
virt-who とサブスクリプションサービスとの間の通信用にネットワークポートを開きます。
# firewall-cmd --add-port="443/tcp" # firewall-cmd --add-port="443/tcp" --permanent
virt-who と各ハイパーバイザーまたは仮想化マネージャーとの間の通信用にネットワークポートを開きます。
- VMware vCenter: TCP ポート 443
- Microsoft Hyper-V: TCP ポート 5985
virt-who をインストールします。
# yum install virt-who
必要に応じて、
/etc/virt-who.conf
ファイルを編集してグローバル設定を変更または追加します。これらの設定は、このサーバーからのすべての virt-who 接続に適用されます。-
VIRTWHO_INTERVAL
の値を、仮想化プラットフォームにクエリーする頻度 (分単位) を指定するように変更します。仮想マシンには最長で 7 日間の一時的なサブスクリプションが付与されるため、頻繁な照会は必要なく、使用環境のサイズに適した間隔を選択できます。ほとんどの環境では、1 日 1 回 (1440
) が適しています。 virt-who 通信に HTTP プロキシーを使用する場合は、プロキシーを指定する行を追加します。
http_proxy=https://proxy.example.com:443
このサーバーからの virt-who 通信に HTTP プロキシーを使用しない場合は、以下の行を追加します。
NO_PROXY=*
-
virt-who サービスを開始して有効にします。
# systemctl enable --now virt-who