6.8. virt-who のトラブルシューティングシナリオ
virt-who が仮想化プラットフォームへの接続に失敗する
virt-who がハイパーバイザーまたは仮想化マネージャーへの接続に失敗する場合は、Red Hat Subscription Manager のログファイル /var/log/rhsm/rhsm.log
を確認します。No route to host
というメッセージが表示される場合は、ハイパーバイザーが誤ったポートをリッスンしている可能性があります。この場合は、そのハイパーバイザーの virt-who 設定ファイルを変更し、正しいポート番号を server
値に追加します。
設定ファイルの変更後に virt-who サービスを再起動する必要があります。
virt-who が、ローカルネットワーク上の HTTP プロキシー経由で仮想化プラットフォームに接続できない
virt-who が HTTP プロキシーを介してハイパーバイザーまたは仮想化マネージャーに接続できない場合は、プロキシーを設定してローカルトラフィックが通過できるようにプロキシーを設定するか、以下の行を ''/etc/virt-who.conf' に追加して、virt-who サービスがプロキシーを使用しないようにします。
[system_environment] no_proxy=*
設定ファイルの変更後に virt-who サービスを再起動する必要があります。
[system_environment] セクションは、virt-who-0.30.x-1.el8 (RHEL 8.4) からサポートされています。古いバージョンの virt-who を使用している場合は、/etc/sysconfig/virt-who で NO_PROXY を設定してください。