第8章 Red Hat Cloud Access プログラムの概要


Red Hat 製品をご利用のお客様は、パブリッククラウドで Red Hat 製品を実行する際にさまざまなメリットや利便性が提供されます。このようなメリットにより、Red Hat 製品およびサービスを簡単に利用できます。

メリットとしてゴールドイメージが含まれており、認定されたクラウドおよびサービスプロバイダーに Red Hat 製品をデプロイできるほか、システムを Red Hat コンテンツ配信ネットワークや Red Hat Insights などの分析サービスに簡単に接続できるようになります。

8.1. ゴールドイメージについて

Red Hat ゴールドイメージは、クラウドアクセスのお客様向けの特定の Red Hat 認定クラウドおよびサービスプロバイダー (CCSP) 環境で利用できるクラウド対応の Red Hat 仮想マシン (VM) イメージです。これらのイメージは、顧客が以前に購入したサブスクリプションから独自のカスタムイメージを作成して使用する代わりに使用できる手段を提供します。ゴールドイメージは信頼できるソースによって構築および保守されており、有効な Red Hat サブスクリプションを持つお客様が利用できます。

ゴールドイメージを使用すると、独自のイメージを構築、維持、およびクラウドプロバイダーの環境にインポートすることなく、クラウドに Red Hat インスタンスをデプロイできます。

8.1.1. ゴールドイメージを使用すべきケース

ゴールドイメージは、オペレーティングシステムのカスタマイズがほぼ必要ない場合や、Red Hat Ansible Automation Platform などの自動化ツールを使用して実行時にシステムにカスタマイズを適用する場合に役立ちます。

8.1.2. ゴールドイメージを使用すべきでないケース

ビルド時にオペレーティングシステムを大幅にカスタマイズする必要がある場合、またはカスタマイズをイメージ自体に組み込む場合には、ゴールドイメージはあまり役に立ちません。たとえば、DISA STIG などの多くのセキュリティー強化仕様では、厳密なパーティションレイアウトが必要です。通常、ゴールドイメージは、デフォルトでこれらの要件を満たしません。これらのタイプの厳格な要件に対応するカスタムイメージを作成するには、RHEL Image Builder を使用することを推奨します。

8.1.4. 更新とリポジトリーの有無

ゴールドイメージからデプロイされたクラウドインスタンスに対して更新およびパッチを提供する方法は、イメージタイプおよびクラウドプロバイダーにより異なります。

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