8.3.4. 一時 (「インメモリ」) および永続ステート転送


取得および統合される基本的なステートは以下の 2 つです。
  1. 「一時」または「インメモリ」ステート。 別のキャッシュインスタンスの実際のインメモリステートから構成されます。 ステートを提供しているキャッシュ内のさまざまなインメモリノードの内容がシリアライズされ、 転送されます。 受信側はデータをデシリアライズし、 自身のインメモリツリーに対応するノードを作成して転送されたデータを投入します。
    「インメモリ」ステート転送を有効にするには、キャッシュの FetchInMemoryState 設定属性を true に設定します。
  2. 「永続」ステート。共有されないキャッシュノードが使用されている場合にのみ適用できます。ステートプロバイダキャッシュの永続ストアに保存されたステートは非シリアル化され、転送されます。受信側はそのデータをそれ自体のキャッシュローダーに渡し、データは受信側の永続ストアに永続化されます。
    「永続」ステート転送を有効にするにはキャッシュローダーの fetchPersistentState 属性を true に設定します。 複数のキャッシュローダーがチェーンで設定されている場合、 このプロパティを true に設定できるキャッシュローダーは 1 つのみです。 複数のキャッシュローダーに true を設定すると、 起動時に例外が発生します。
    共有されたキャッシュローダーで永続ステート転送を行うと、 データを提供する永続ストアがデータを受信することになるため意味がありません。 そのため、 共有されたキャッシュローダーが使用されている場合、 キャッシュローダーの fetchPersistentStatetrue に設定されていてもキャッシュは永続ステート転送を許可しません。
どちらのタイプのステート転送が適当であるかはキャッシュの使用方法によって異なります。
  1. ライトスルーキャッシュローダーを使用する場合、 現在のキャッシュステートが永続ステートによって完全に表されます。 データはインメモリステートからエビクトされているかもしれませんが、 永続ストアに保存されます。 この場合、キャッシュローダーが共有されていないと、 新しいキャッシュが正しいステートを持つように永続ステート転送が使用されます。 「ホット」キャッシュを使用したい場合は、 インメモリステートも転送することができます。 「ホット」キャッシュとはキャッシュがサービスの提供を開始する時にメモリ内に関連するデータがすべてあるキャッシュのことです。 (<loaders> 設定要素の <preload> 要素を使用して、 インメモリステート転送の必要なく「ウォーム」または「ホット」キャッシュを提供することもできます。 この方法では、 ステートを提供するキャッシュインスタンスの負荷は減少しますが、 受信側の永続ストアの負荷は増加します)
  2. キャッシュローダーがパッシベーションで使用された場合、 インメモリ (非パッシベーション) ステートと永続 (パッシベーション) ステートを組み合わせないと完全なステートを取得することはできません。 そのため、 インメモリステート転送が必要となります。 キャッシュローダーが共有されていない場合は永続ステート転送が必要となります。
  3. キャッシュローダーが使用されず、 キャッシュがライトアサイド (write-aside) キャッシュ (データベースなどの永続ストアにも存在するデータをキャッシュするために使用されるキャッシュ) である場合、 インメモリステートの転送を行うかどうかは「ホット」キャッシュ使用の有無によって決まります。
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