17.4. AMQ Streams 1.8 へのアップグレード
このセクションでは、AMQ Streams 1.8 を使用するようにデプロイメントをアップグレードする手順について説明します。
AMQ Streams によって管理される Kafka クラスターの可用性は、アップグレード操作による影響を受けません。
特定バージョンの AMQ Streams へのアップグレード方法については、そのバージョンをサポートするドキュメントを参照してください。
17.4.1. Kafka ブローカーおよび ZooKeeper のアップグレード
この手順では、ホストマシンで Kafka ブローカーおよび ZooKeeper をアップグレードし、最新バージョンの AMQ Streams を使用する方法を説明します。
前提条件
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kafka
ユーザーとして Red Hat Enterprise Linux にログインしている。
手順
AMQ Streams クラスターの各 Kafka ブローカーと、1 度に 1 つずつ以下を実行します。
カスタマーポータルから AMQ Streams アーカイブをダウンロードします。
注記プロンプトが表示されたら、Red Hat アカウントにログインします。
コマンドラインで、一時ディレクトリーを作成し、
amq-streams-x.y.z-bin.zip
ファイルの内容を展開します。mkdir /tmp/kafka unzip amq-streams-x.y.z-bin.zip -d /tmp/kafka
実行中、ZooKeeper およびホストで実行されている Kafka ブローカーを停止します。
/opt/kafka/bin/zookeeper-server-stop.sh /opt/kafka/bin/kafka-server-stop.sh jcmd | grep zookeeper jcmd | grep kafka
既存のインストールから、
libs
、bin
、およびdocs
ディレクトリーを削除します。rm -rf /opt/kafka/libs /opt/kafka/bin /opt/kafka/docs
一時ディレクトリーから
libs
、bin
、およびdocs
ディレクトリーをコピーします。cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/libs /opt/kafka/ cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/bin /opt/kafka/ cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/docs /opt/kafka/
一時ディレクトリーを削除します。
rm -r /tmp/kafka
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テキストエディターで、一般的に
/opt/kafka/config/
ディレクトリーに保存されるブローカープロパティーファイルを開きます。 inter.broker.protocol.version
およびlog.message.format.version
プロパティーが現行バージョンに設定されていることを確認します。inter.broker.protocol.version=2.7 log.message.format.version=2.7
inter.broker.protocol.version
を変更しないと、ブローカーはアップグレード中も相互に通信を継続できます。プロパティーが設定されていない場合は、現行バージョンで追加します。
更新された ZooKeeper および Kafka ブローカーを再起動します。
/opt/kafka/bin/zookeeper-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/zookeeper.properties /opt/kafka/bin/kafka-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/server.properties
Kafka ブローカーおよび Zookeeper は、最新の Kafka バージョンのバイナリーの使用を開始します。
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再起動した Kafka ブローカーが、パーティションレプリカで取得されたことを確認します。
kafka-topics.sh
ツールを使用して、ブローカーに含まれるすべてのレプリカが同期し直すようにします。手順は「トピックの一覧表示および記述 」を参照してください。 - 「Kafka のアップグレード」 の説明に従って、Kafka をアップグレードする手順を実行します。