14.6. 最適化プロポーザルの概要
最適化プロポーザルは、提案された変更の概要です。これが適用されると、パーティションワークロードがブローカー間でより均等に分散されます。各最適化プロポーザルは、そのプロポーザルの生成に使用された 最適化ゴール のセットが基になっており、ブローカーリソースの設定済みの容量制限 が適用されます。
/rebalance
エンドポイントに POST リクエストを行うと、応答で最適化プロポーザルが返されます。プロポーザルの情報を使用して、プロポーザルに基づいてクラスターのリバランスを開始するかどうかを決定します。この代わりに、最適化ゴールを変更し、別のプロポーザルを生成することができます。
デフォルトでは、最適化プロポーザルは個別に開始する必要のあるドライランとして生成されます。生成できる最適化プロポーザルの数に制限はありません。
キャッシュされた最適化プロポーザル
Cruise Control は、設定されたデフォルトの最適化ゴールを基にして キャッシュされた最適化プロポーザル を維持します。キャッシュされた最適化プロポーザルはワークロードモデルから生成され、Kafka クラスターの現在の状況を反映するために 15 分ごとに更新されます。
以下のゴール設定が使用されている場合に、最新のキャッシュされた最適化プロポーザルが返されます。
- デフォルトの最適化ゴール
- 現在のキャッシュされたプロポーザルで合致できるユーザー提供の最適化ゴール
キャッシュされた最適化プロポーザルの更新間隔を変更するには、cruisecontrol.properties
ファイルの proposal.expiration.ms
設定を編集します。更新間隔を短くすると、Cruise Control サーバーの負荷が増えますが、変更が頻繁に行われるクラスターでは、更新間隔を短くするよう考慮してください。
最適化プロポーザルの内容
以下の表は、最適化プロポーザルに含まれるプロパティーを表しています。
プロパティー | 説明 |
---|---|
|
リバランス操作中のパフォーマンスへの影響度: 比較的高い。
リバランス操作中のパフォーマンスへの影響度: 場合による。クラスターのリバランスの完了にかかる時間が長くなる MB の数が増えます。 |
|
リバランス操作中のパフォーマンスへの影響度: 比較的高いが、
リバランス操作中のパフォーマンスへの影響度: 場合による。値が大きいほど、クラスターのリバランスの完了にかかる時間が長くなります。大量のデータを移動すると、同じブローカーのディスク間で移動する方が個別のブローカー間で移動するよりも影響度が低くなります( |
| 最適化プロポーザルのパーティションレプリカ/リーダーの移動の計算から除外されたトピックの数。 以下のいずれかの方法でトピックを除外できます。
正規表現に一致するトピックは応答に一覧表示され、クラスターのリバランスから除外されます。 |
|
リバランス操作中のパフォーマンスへの影響度: 比較的低い。 |
|
|
|
|
| Kafka クラスターの全体的なバランスを測定します。
Cruise Control は、複数の要因を基にして
|
その他のリソース